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𝟮𝟬𝟮𝟯.𝟴.𝟴 影の世界
目を覚ましたとき、目の前は真っ暗で
だけど少しずつ目が暗闇に慣れてきて、周りを見渡してみた
そしたら、複数の影に囲まれていたことに気が付いた
自分は男だと言うと、突然少女らしき影は態度が冷たくなって余計に困惑する
「あんたも影よ」
小学生くらいの女の子の影にそう言われ、自分の姿を確認してみる
手、足、どこを見ても真っ黒で、自分自身を触ってみても曖昧な感覚しかない
よく見ると確かにそこに線路があること、4人という正確なファントムの人数と、1匹の猫のファントムもいることがわかった
そしてその猫は呑気に毛繕いをしている
自分がファントムと知ったところで、何をすればいいのかわからないし、暇と言われれば確かに暇だ
そう言いながら、もう僕の手を引っ張って移動してるけど……
テディ
テディ
テディは照れくさそうにへらりと笑った
テディ
ルーカス
テディ
ゾーイ
アミー
テディ
クロエ
テディ
ミネット
テディ
テディからそれぞれの紹介をされて個性豊かだなと呑気に考えてたら、名前を聞かれて少し焦った
記憶はないはずなのに、思いの外すんなりと自分の名前が思い浮かんだ
ノア
ノア
テディ
ノア
ルーカス
テディ
ノア
ゾーイ
クロエ
クロエ
ノア
クロエ
ルーカス
ゾーイ
アミー
クロエ
ゾーイ
アミー
ルーカス
クロエ
クロエ
ノア
ノア
テディ
テディ
テディ
テディ
ノア
ミネット
ノア
ミネット
ミネット
ノア
ミネット
ノア
ミネット
ミネット
ノア
ノア
テディ
テディ
そこは可愛らしいピンクの部屋で、幼い女の子が怯えながら布団に入っている
クロエ
ノア
テディ
そう説明するとテディは、女の子の影から出てきたモヤのようなものを食べる素振りをした
というより、食べた
テディ
ノア
テディ
ゾーイ
ノア
ルーカス
ノア
ルーカス
クロエ
ゾーイ
クロエ
テディ
ルーカス
ゾーイ
ノア
ノア
ミネット
ノア
テディ
テディ
テディの呼びかけと同時にそれぞれ移動して影に隠れていく
ノア
ミネット
ミネット
時々こちらを振り返りながら、尻尾を揺らして僕を誘導する
ノア
人間にとファントムが互いにどういう存在なのかわからない僕は、人間の子供との至近距離に緊張する
ノア
ミネット
ミネット
ノア
ミネット
ミネット
言われた通り、そこにある女の子の枕元のランプの影に手を入れた
ミネット
カタ……
思うように操作できなくて、ランプが動いてしまう
カタカタッ カタタッ
女の子
手こずれば手こずる程、女の子は怯える
このままじゃいつ親を呼ばれるかわからない
ノア
ノア
カチッ
やっとスイッチらしきものを見つけ、操作してみると明かりがついた
女の子
ミネット
ノア
ミネット
ノア
戸惑いながらも、もう一度ランプの明かりを操作してみる
カチッ
女の子
とうとうその女の子は恐怖のあまりポロポロと涙を流し始めてしまった
ノア
ミネット
ノア
ミネット
ノア
ミネットの指示通り、また明かりをつけてみる
カチッ
テディ
女の子
テディ
照明でテディのシルエットがハッキリと映し出され、それを見た女の子は困惑しているのか声を出せずにいる
ノア
ミネット
ミネット
ノア
テディ
テディ
テディ
テディ
アンバー
テディ
アンバー
アンバー
テディ
テディ
ミネット
ノア
女の子が怯えなくなったこと驚いて、思わず照明のことを忘れるところだった
カチッ
ミネット
カチッ
つけてみると、ミネットが調整しているのか少し薄暗い
そこには横になっているクロエが映し出されている
少女(クロエ)
少女(クロエ)
アンバー
クロエが起き上がると薄暗かった明かりはピカっと強く光った
少女(クロエ)
そう言ってクロエは手鏡の影を作り出し、手に取る素振りをした
アンバー
ミネット
そう言ってミネットは照明が当たる舞台へと移動する
照明をチカチカと点滅させると、霧のような影がクロエの持つ手鏡から出てきて、クロエにまとわりついた
ミネットが帰ってきて、照明を消したところで操作を止める
ミネット
カチッ
ノア
ミネット
ミネット
少女(クロエ)
そこは動物や自然でいっぱいの綺麗な森になっていた
影なのに葉っぱがキラキラして見える
アンバー
ノア
アンバー
森(ゾーイ)
セリフの途中で、誰かがドアをノックする
母親
ノア
主
主
主
ノア
ノア
テディ
テディ
ルーカス
ルーカス
ゾーイ
ゾーイ
クロエ
クロエ
ミネット
ミネット
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主