主
〇〇
主
〇〇
主
〇〇
主
〇〇
私が産まれたのは
暑くも寒くもない5月
元気な声をあげて生まれてきた私を見て 両親はにこりともせずに見つめた
父
母
父
母
咲弥(さや)
彩希(さき)
咲弥(さや)
彩希(さき)
父
母
4年後
母
彩希(さき)
咲弥(さや)
母
彩希(さき)
母
父
母
彩希(さき)
咲弥(さや)
〇〇
彩希(さき)
咲弥(さや)
〇〇
母
母
彩希(さき)
母
父
母
母
〇〇
咲弥(さや)
彩希(さき)
母
〇〇
彩希(さき)
毎日毎日怒鳴られていた
小さな頃はなんとも思っていなかった。
でも、大きくなるにつれて 段々それが嫌になっていった
それから5年が経ったある日のことだった
私の家…マンションで火事が起きた
お母さんは弟を抱いて逃げた お父さんは仕事で家にいなかった 私たちは3人で逃げた…はずだった
まるでスローモーション動画を 見てるような気分になった
一番上の姉…彩希が
消えた
彩希(さき)
消えたんじゃない 落ちたんだ
咲弥(さや)
咲弥(さや)
〇〇
咲弥(さや)
〇〇
記憶はあまりない でも沢山の大人たちの声と
姉の悲鳴だけは覚えている
母
咲弥(さや)
咲弥(さや)
姉の咲弥はパニック状態 私は放心状態だった
〇〇
〇〇
母
母
〇〇
〇〇
母
〇〇
〇〇
咲弥(さや)
咲弥(さや)
母
母
〇〇
母
〇〇
咲弥(さや)
〇〇
母
〇〇
それから私はお母さんに質問攻めをされた
しばらくしてお姉ちゃんは見つかった
生きてた頃とは全く違う状態で
主
〇〇
主
〇〇
主
主
〇〇
主
〇〇
主
〇〇