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あたなる 二次創作集

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あたなる 二次創作集

1 - アカピンズ あの夏が飽和する

♥

42

2024年06月05日

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どもー!

主のあるとです!☆

実は僕、あたなるっていうグループが結構好きで、

特に高生紳士さんと、四宮伊織さんのコンビ、

"アカピンズ"がめっちゃ好きなんです…!

てことで、初の曲パロ!

二人が歌みたで出していた、「あの夏が飽和する」

でやっていくよー!

この曲知ってる人はわかると思うけど、

死表現含みます!

ご注意ください!

⚠️注意⚠️ 死表現あり 歌詞の個人的解釈あり ご本人様には一切関係ありません! 地雷さんバイバイ👋 通報❌

それじゃ、
START〜!

高生紳士

四宮伊織

四宮伊織

グスッグスッ…

高生紳士

四宮…?どした…?

四宮伊織

昨日、

四宮伊織

人殺したんよね

昨日人を殺したんだ

高生紳士

え…?

君はそう言っていた

高生紳士

てか、濡れてんじゃん

高生紳士

風呂…入ろ?

梅雨時ずぶ濡れのまま

部屋の前で泣いていた

四宮伊織

いや…

四宮伊織

もう…ええわ

夏が始まったばかりというのに

君はひどく震えていた

高生紳士

大丈夫…だから!

高生紳士

落ち着いて…?

高生紳士

な?

そんな話で始まる

あの夏の日の記憶だ

四宮伊織

いつもいじめてくる"あいつ"が…

四宮伊織

嫌で、嫌で…

殺したのは隣の席の、いつもいじめてくる"あいつ"

四宮伊織

また今日もいじめられるって思って…

四宮伊織

突き飛ばしたんよ…

もう嫌になって、肩を突き飛ばして

四宮伊織

そしたら…

四宮伊織

そしたら…!

四宮伊織

あいつ…

四宮伊織

死んだんだよ

高生紳士

…。

四宮伊織

俺が…

四宮伊織

殺した。

打ちどころが悪かったんだ

四宮伊織

もう…ここには居られへんからさ…

もうここには居られないと思うし

四宮伊織

だから…高生…

高生紳士

四宮伊織

じゃあね。

四宮伊織

死んでくるw

どっか遠いとこで死んでくるよ

高生紳士

…!

高生紳士

待って…!

四宮伊織

何や?

そんな君に僕は言った

高生紳士

俺も…四宮と一緒に行く

四宮伊織

…!

それじゃ僕も連れてって。

四宮伊織

まあ、ええよ

高生紳士

ありがと!

高生紳士

荷物…

高生紳士

そんなにいらないか!

四宮伊織

携帯と、財布…

高生紳士

ゲーム持ってこー!

四宮伊織

あとは…ナイフ…

高生紳士

あっ…

財布を持って、ナイフを持って

携帯ゲームもカバンに詰めて

四宮伊織

家族のペンダント…

いらないものは全部

四宮伊織

もう…w

パリンッ

壊していこう

高生紳士

高生紳士

…。

四宮伊織

写真も…いらんわ

グシャッ

あの写真も

高生紳士

…。

四宮伊織

日記…

ビリビリッ

あの日記も

高生紳士

四宮…。

今となっちゃもういらないさ!

四宮伊織

高生…行こ?w

人殺しとダメ人間の

高生紳士

うん。

君と僕の、旅だ!

そして僕らは逃げ出した

高生紳士

ほんとに…良かったの?

四宮伊織

うん。

四宮伊織

もう…ええよw

この狭い狭いこの世界から

高生紳士

そっか

高生紳士

うん

高生紳士

行こう

家族もクラスの奴らも何もかも

全部捨てて君と二人で

四宮伊織

遠くまで

高生紳士

遠くって?

四宮伊織

んー…

四宮伊織

どっかに辿り着くまで

遠い遠い誰も居ない場所で二人で死のうよ

高生紳士

俺も…もういいや

高生紳士

もうこんな世界…

高生紳士

四宮くんを傷つける世界なんて…いらない

もうこの世界に価値などないよ

人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか

高生紳士

四宮くんは何も悪くない

高生紳士

こんな世界が…悪いんだ

高生紳士

こんな世界っ…!

君は何も悪くないよ

君は何も悪くないよ

四宮伊織

誰も…

四宮伊織

俺のことなんか愛してくれんかった

高生紳士

俺も…そうだった

四宮伊織

でも…高生は…

四宮伊織

一緒にいてくれたから…

高生紳士

四宮だって…

結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ

そんな嫌な共通点で

僕らは簡単に信じ合ってきた

高生紳士

ぎゅっ(手を握る)

四宮伊織

ぎゅっ(手を握りかえす)

高生紳士

(四宮くんの手…あったかいな…)

君の手を握った時微かな震えも既に無くなっていて

四宮伊織

線路の上歩くの初めてやわw

高生紳士

どこまできたんだろ…

四宮伊織

わからんなw

高生紳士

www

誰にも縛られないで二人、線路の上を歩いた

四宮伊織

お金…ないな

高生紳士

とっちゃう?

四宮伊織

でも…

高生紳士

いこ!

金を盗んで

高生紳士

やっべ!

四宮伊織

逃げよ

高生紳士

うん!

二人で逃げて

高生紳士

どこまで行く?

四宮伊織

行けるところまで!

どこにも行ける気がしたんだ

高生紳士

じゃあ、競争!

高生紳士

よーい

高生紳士

どん!

四宮伊織

あっ!

四宮伊織

ちょっ、待てって!

今更怖いものは僕らにはなかったんだ

高生紳士

ゼェ ゼェ

四宮伊織

めっちゃ汗かいとるやんw

額の汗も

落ちたメガネも

高生紳士

大丈夫だって!

今となっちゃどうでもいいさ

高生紳士

四宮くんと旅するの楽しい

四宮伊織

俺も

四宮伊織

ずっと…続けばいいのに(ボソッ)

高生紳士

あぶれ者の小さな逃避行の旅だ

高生紳士

誰か…救ってくれないかな

四宮伊織

今更もう…ね…?w

高生紳士

優しい人いるかもしれないじゃん?w

いつか夢見た優しくて

誰にも好かれる主人公なら

汚くなった僕たちも見捨てずに

ちゃんと救ってくれるのかな

四宮伊織

そんな奴居らへんよw

高生紳士

…。

そんな夢なら捨てたよ

四宮伊織

現実…見て?

高生紳士

…。

だって現実を見ろよ「シアワセ」の

四文字なんてなかった

四宮伊織

今まで…

四宮伊織

信じて報われたことなんてなかったやろ…

高生紳士

そう…だけど…

今までの人生で思い知ったじゃないか

四宮伊織

全部全部全部…

四宮伊織

こんな世界が悪いんや…!

自分は何も悪くねぇと誰もがきっと思ってる

高生紳士

そう…だよね…

当てもなく彷徨う蝉の群れに

水も無くなり揺れ出す視界に

迫り狂う鬼達の怒号に

四宮伊織

高生!

高生紳士

四宮くん?

四宮伊織

楽しいな!

四宮伊織

二人で旅するの!

高生紳士

そう…だね!

馬鹿みたいにはしゃぎ合い

四宮伊織

高生!

高生紳士

ん?

四宮伊織

楽しかったな!

四宮伊織

二人で…旅するのっ! (泣)

高生紳士

四宮…くん…?

ふと君はナイフを取った

四宮伊織

高生がさ…

四宮伊織

今までそばにいてくれたおかげで…

君が今まで傍にいたから

四宮伊織

ここまで来れたんよ…!

ここまで来れたんだ

四宮伊織

ありがとな…!

だからもういいよ、

四宮伊織

もう…いいよ…

もういいよ

高生紳士

え…

高生紳士

まっt…

高生紳士

四宮…!

高生紳士

置いてk…ないd…

「死ぬのは私一人でいいよ」

高生紳士

四宮っ…!

高生紳士

置いて…かないで…

四宮伊織

高生…

四宮伊織

じゃあね

ザクッ

高生紳士

うわぁぁぁぁっ!(号泣)

そして君は首を切った

高生紳士

…。

まるで何かの映画のワンシーンだ

高生紳士

…。

白昼夢を見ている気がした

高生紳士

…。

気づけば僕は捕まって

高生紳士

四宮…

高生紳士

しのみや…

高生紳士

待って…

高生紳士

どこにいるの…

君がどこにも見つからなくって

君だけがどこにもいなくって

そして時は過ぎていった

高生紳士

……。

ただ暑い暑い日が過ぎてった

高生紳士

四宮…

高生紳士

会いたいなぁ…

家族もクラスの奴らもいるのに

なぜか君だけはどこにもいない

高生紳士

あの夏は…

高生紳士

あの夏に…

あの夏の日を思い出す

僕は今も今でも歌ってる

高生紳士

四宮…

高生紳士

四宮…

高生紳士

どこ…

高生紳士

ずっと…探してるのに…

高生紳士

帰ってきてよ…四宮…

君をずっと探しているんだ

高生紳士

四宮に言いたいことがあってさ…

君に言いたいことがあるんだ

高生紳士

友達が結婚したんだよ…

高生紳士

四宮の妹ちゃんと会ったんだよ…

高生紳士

四宮の家族は元気だよ…

9月の終わりにくしゃみして

6月の匂いを繰り返す

高生紳士

言いたいのは…

高生紳士

そんな…

高生紳士

そんなことじゃなくって…

高生紳士

「四宮に…会いたい…」

高生紳士

「帰ってきてよ…」

君の笑顔は、君の無邪気さは

高生紳士

「また俺に笑顔で笑いかけてよ…!」

頭の中を飽和している

高生紳士

四宮は…何も悪くない…!

高生紳士

何も…悪くなかった!

君は何も悪くないよ

高生紳士

何も…悪くっ!

君は何も悪くはないから

高生紳士

全部…投げ出していいんだよ…!

高生紳士

全部俺にぶつけていいからっ!

もういいよ投げ出してしまおう

そう言って欲しかったのだろう

なぁ?

高生紳士

なぁ…四宮…

高生紳士

答えてよ…!

四宮伊織

…。

お疲れ様でした〜!

ほんっとにこの曲好き!

アカピンズ良い…!

唐突な万歳 勝は許してw

「救う」とか「主人公」とかいうワードを聞いたら、

「入れなきゃっ!」って思ったんですw

リクあったら作るのでバンバンどうぞ!

それじゃ、

おつある〜!

あたなる 二次創作集

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コメント

2

ユーザー

めっちゃ素敵でした!! リクエストで花に雨を、君に歌を!!!!!! お願いしたいです!!!

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