S
なんだ ?
なんか体が気持ち悪い.
まさか…またアイツに ?
S
S
安定しない精神. 記憶.
あー、
そろそろ"限界"かも.
M
俺は…一体何をしているんだ.
アイツからの報復が怖いのに.
M
それにしても、あの霊って奴.
佐野は一体どういう状況の時、霊に変わるんだろう ?
"いつか"のために勉強しておかないと.
コンコンコン…
M
扉をノックする音.
いつもならノックはしないまま、いきなり入ってくるのに.
M
S
S
M
佐野が部屋に入ってくる.
S
手で表された形は文庫本程度の大きさ.
S
M
M
あぁ、あの本のことか ?
俺はベッドから降りて、机の上に並べて ある中の1冊を取り出す.
M
M
S
佐野は本を手に取ってペラペラと捲る.
S
佐野の捲っていた手が止まる.
そしてページの間から1枚の紙を取り出した.
S
M
俺は佐野の持っている紙を覗く.
M
持っていた紙. いや、写真.
見覚えのある、おぞましい写真.
M
チラッと佐野の顔を伺うと、そこには 真っ黒な瞳がただ一点を見つめていた.
M
S
M
S
S
突如、佐野は写真をグシャッと握り締め、頭を抱えてしゃがみ込んだ.
M
S
ブツブツと独り言を喋っているが、小さすぎて聞こえない.
M
S
M
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M
瞬間、佐野は俺の手首を掴んだ.
M
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話書くのうますぎ