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ミズキは異世界に転移してから初めて外に出た
そこには中世ヨーロッパ風の街並みで、レンガが敷き詰められた道には多くの人達が行き交っていた。
ミズキ
ミズキ
(お店もいっぱいあるし少し寄って…………って、そういえばお金持ってないぞ。これって大問題だ!!)
ミズキ
ミズキ
ミズキ
先程、ススゥに問題を起こさないように釘を刺されたばかりなのである
そんなことを考えながら歩いていると、お店で買い物をしているアティを見つけた
ミズキ
ミズキ
アティ
アティ
見分けがつかないくらいエスティに似てるのかとミズキは苦笑いする
(そういえば僕ってまだエスティと直接の関わりないんだよね。まぁ、そのうち関わりも出てくるか)
(それよりアティに僕がエスティじゃない事を教えてあげるか)
ミズキ
アティ
ミズキ
そんなやりとりをしていると、果物屋のおっちゃんが話しかけてきた
おっちゃん
アティをチラッとみると、なにか返事をしろという目で訴えていた
(これは流石に何か返さないといけないか)
(こういう時は、笑顔で当たり障りないように答えるのが正解だ!)
ミズキ
ミズキ
おっちゃんは固まって持っていた果物を落とした
その反応に何かやらかしたかなとアティをみると、アティも目を見開いてミズキを見ていた
ミズキ
ペタペタと顔を触るが何も付いていない
(やばい! なにかやらかしたか!? )
おっちゃん
おっちゃん
おっちゃん
おっちゃんがりんごのような赤い果実を袋いっぱいにくれたのだ
ミズキ
ミズキは「よし!」と内心ガッツポーズをする
その後
お店からでてアティと広場のような場所にきていた
沈黙が続く……
(やっぱりさっきの反応ダメだったのかなー、やっぱり僕から謝るべきか)
アティに話しかけようとすると彼女が先に口を開いた
アティ
アティから急に声がかかり、ドキッとする
アティ
アティ
アティは頭を下げてきた
ミズキ
ミズキ
アティ
アティ
アティ
ミズキ
ミズキは元の世界にいた時の事を思い返してみた。
そして今までに大切な人と思える人が自分にはいなかったことに気付き、寂しくなると同時にアティが羨ましく思えた
ミズキ
アティ
(この世界に魔法というものがあるのに、魔法のことを僕は全然知らない。それに自分エスティを守るためには当然力が必要だ。だから……)
ミズキ
アティ
アティはミズキのお願いを快く引き受けてくれた。そして、まだ少しなら時間があるとのことでアティにこのまま魔法を教わることになった
アティ
ミズキ
ミズキが知っている魔法は日本にいた時のマンガやアニメの空想上のものだ。
そもそも元いた世界の魔法とこちらの魔法は根本的に違う可能性もある
アティはなにも知らないと言われ、なにから説明すればいいのかと悩んでしまった
アティ
アティ
(やっぱり、思ってたのと違うな。魔力はなんとなくわかるけど属性力ってなんだろう)
ミズキは頭の上にクエスチョンマークを作っていた。そんな考え込んでいる姿を見てアティから笑みがこぼれる
アティ
アティ
アティ
アティ
アティ
アティの話を聞いて大気中の魔力が使えたら便利だと思うが、基礎を飛び越えてそんなことができるわけないと判断し、まずは体内にある魔力操作の練習からだなと決める
そして会話中に気になる言葉を耳にしたのでミズキは質問してみた
ミズキ
アティは魔法を知らないと言った時よりも驚きが大きかった
この世界に生きている者でゾォディアックを知らないものはいないからだ
そしてこの世界に対して無知すぎるミズキの存在を疑ってしまう
だがアティは、ミズキと出会った時に記憶がないと言っていたことを思い出す
それなら可能性として、ない話ではないかと自分の中で納得させた。そしてミズキには何も言わずに説明をするのであった。
アティ
アティ
アティ
(そんな人物が12人もいるのか。どんな人たちなんだろう余裕ができたら会ってみたいな)
ミズキ
ミズキ
アティ
アティ
アティ
アティ
ミズキはアティの丁寧な説明になるほどと頷いている
だが、丁寧に説明してくれたからこそ話の中に、複合魔法の話が出てこなかったことを疑問に思う
そう、ミズキは初めて自分のステータスを確認した時に、間違いなく複合魔法があることを確認しているのだ
複合魔法のことは聞きたいことの1つでもあり、きっとアティが忘れているだけじゃないのかと思いミズキは質問する
ミズキ
ミズキ
アティは自分の知らない魔法のことを聞かれ、逆にクエスチョンマークを作っていた
アティ
アティ
アティが申し訳なさそうにして言ってきたので、ミズキは慌てて謝る
ミズキ
アティのお陰で魔法について、ある程度理解した。ミズキはいろいろ試したくなってきて明日にでも色々試そうかと決める
ミズキ
アティ
ミズキ
アティ
アティ
(ドジっ娘なんだね、アティ……。 それにしても複合魔法か…………どんな魔法なんだろ、下手に口外しない方がよさそうだね)
アティの姿が見えなくなり、ミズキは最初にいたボロ屋敷に戻った
ミズキ
ミズキ
ミズキはベットにダイブしてそのまま眠りについた。