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ruru🎼
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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 世界観めちゃくちゃファンタジーです( ᐛ )⚠️ あとめちゃくちゃ厨二です⚠️ 誤字脱字注意⚠️
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世界が__音を失った。
すち-静緑ノ時
その囁きと共に、全ての動きがピタリと静止する。
空に舞う破片、敵の襲撃、流れる血さえも__すべてが、彼の手のひらの上に。
《静緑ノ時》__静時すち。
契約の力は「時間停止」と「時間加速」
そして「時間跳躍」
だが、使えば使うほど彼は“この世界”から乖離していく。
寿命の短縮、そして、存在の消失。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
振り返る仲間の目には、自分の姿が映らない。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
ぽつりと呟いたその声すら、時の狭間に吸い込まれていった。
任務中の《砂原領域》
出現した異形により、時空が不安定化し、戦闘が困難を極めた。
すちの能力がなければ、仲間は間違いなく全滅していた。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
跳躍したすちは、空間を裂き、敵のコアを突き砕いた。
だがその瞬間__
彼の姿は、仲間の視界から“消えていた”。
みこと-聖命ノ契
こさめ-蒼流
誰よりも仲間想いで、誰よりもこの時間を愛していたすちが__
たった一撃の代償で、“存在ごと消えてしまった”。
過去__
時の能力で、妹を救ってから、すちの中で時間感覚は狂っていった。
それから、すちは“目立たない”子供になった。
話しても気付かれず、呼ばれても忘れられる。
クラスの集合写真に、自分だけ写っていなかったことすらあった。
“存在の輪郭”が薄い。
それは、生まれ持った体質でもあっただろうが、呪いでもあった。
すち-静緑ノ時
そんな願いが、時を扱う能力を強まらせた。
世界に干渉できるかわりに、自分は徐々に忘れられていく__
それでもすちは、笑って言う。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
誰かの大切な瞬間に、自分がいたことを証明する。
それが彼の生き方だった。
激しい戦闘のあと、ようやくすちは仲間の視界に戻る。
すち-静緑ノ時
みこと-聖命ノ契
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
すちが笑う。
どこか寂しげに。
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
なつ-焔影
なつ-焔影
らん-桜花ノ巫
みこと-聖命ノ契
みこと-聖命ノ契
その言葉に、すちはほんの少し泣きそうになって、
でも、笑った。
第17話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡180
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