et.
no.
驚いてetさんの方を見ると、etさんは真剣な表情で僕を見ていた。
et.
et.
et.
et.
…ああ、そういうことか。
etさんは、他人に興味がないわけじゃない。 ただ…
有り得ないくらい、不器用なんだ。
本当は誰よりも優しいのに、今まで心を閉じて生きてきたからか、 すごく不器用なんだ。
何も感じていないように見えても、
本当は笑うし、泣くし、苦しいことだってある。
…こういう人が、損しない世界にしたい。
etさんがもう傷つかないように守りたい。
そう思った。
そんな僕の思いも露知らず、etさんが足を止めた。
et.
no.
no.
et.
今yanくんがどこにいるか、知らないからなぁ…。
et.
no.
et.
no.
et.
no.
no.
et.
no.
et.
no.
no.
不在着信
no.
et.
no.
no.
et.
通話
00:00
et.
yan.
no.
yan.
yanくんの声は一発で何かあったと分かるくらい、トーンが落ちていた。
no.
yan.
no.
yan.
yan.
yan.
今ここでetさんの名前出したら、断られるかもしれない。
いや、でもダメだ。
これ以上yanくんに嘘をついちゃ、ダメだ。
no.
yan.
一気に空気が底冷えた。
no.
yan.
驚いた。
yanくんがこんなふうに人を拒絶する事を見るのが初めてだったから。
no.
yan.
yan.
ツー…ツー…
コメント
0件