テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
5件
ま、ま、まってくださいもしかしてアールさんですか…?(YouTube名) 名出ししてしまって申し訳ないです…
" もっと生きたかった "
だが そんな願いは決して叶うはずもなく
儚く雪の中へ溶けていってしまった
吹き荒ぶ白の中 誰の姿もなく 声もない
けれどそこに 、独り佇む影があった。
ソ連
それは かつて『ソ連』と呼ばれた国だった
彼の思想強く堂々たる姿に皆魅了されゆく そんな謎の美しいオーラを出す国。
だが時代は来てしまった
真紅のマントは雪に濡れ、重く垂れている 帽子の縁からは霜が垂れ、目元には深い影
足元は凍った地面に沈み、立っているのか 崩れかけているのかさえ分からない。
寒い国で生まれ育ち 雪には慣れているようには 見えるがそうではないらしい
寒い、寒い と声に出しながら息をあげる
もう 彼は歩いていない
その足を止めたのは 誰かを守るためでも 何かを誇示するためでもない。
ただ、ここで終わりたいと願っただけだった。
ソ連
ソ連
度数の強い酒のせいか 酷く低くかすれた声
誰にも届かない。誰にも見つけられない。
?それでよかった?
いや、本当は
____ おとうさん 、あったかいね 。
ソ連
幼き我が子。愛するロシアが、自分のコートに潜り込んでそう言ったのを鮮明に覚えている。
「おとうさん、おとうさんが ほんとうは 独りが キライなの おれ 知ってるよ。」
そう言って笑ったあの子の頬には、まだ傷もなく 小さな手は雪の結晶のように白かった。
" おれが ずぅっと いっしょに居てあげる "
______ ヤクソク ね 。
俺は それを守るために何をしてきたか。 いくつの自由を奪いいくつの手を血に染めたか。
ソ連
けれどあのときの笑顔だけが 今も胸に焼きついて離れなかった
足が、とうに冷たい。 けれど、もう痛みも感じない。
指先を見ても それが自分のものである 実感さえない。
この静寂の中で、ただ彼の中に 喧騒の記憶が再生される
爆音。
悲鳴。
整列した兵士たちの靴音。
凍える民の泣き声。
それでも 信じていた。
正しさを。
力の価値を。
統一という希望を。
けれど今 ふと気づく
誰もいない
結局自分のそばには 誰一人いない
ソ連
ソ連
肺が凍ったのかと錯覚するほどに苦しい
嗚呼、彼はなんて
孤独で 哀れで
惨め。
愛する子にも会えぬまま 雪の中へ溶けてしまう
求めた理想も願いも全て叶わない。 神は味方をしなかった
ソ連
ソ連
Моему любимому ребенку ”愛する我が子へ”
Надеюсь, ты всегда будешь счастлив без меня. ”この先どうか私が居なくとも おまえがずっと幸せでありますように”
Спокойной ночи ”おやすみ。”
ソ連
彼は愛する子のために 手段を選ばず行動をしました
周りに誰も居なくなってしまっても 過去と自分だけを信じ続けた結果、滅びました
ソ連崩壊
愛した我が子は彼から去り独立した
現実を受け入れられなかった
夢も希望も願いも身体も全て雪にのまれてしまった
読者様はこれまでに 似た経験をしたことが ありますか?
今回の作品で彼が選択しなければならなかったのは 1つ、滅びることのみでしたが
我々にはまだまだ沢山の選択肢があります どの道を選ぼうが誰かに口出しされる筋合いはありません
周りを恐れつつでも構いません
失敗事か多かった貴方も お先が不安な貴方も 何をするにも勇気が出ない貴方も 全てを 面倒くさい で諦めてしまう貴方も 勿論 元気な貴方も
どこかで必ず 我々の足をとり 夢壊す雪や氷を力強く踏みつけ 暖かいその手で全てを溶かせるよう願っています
どうか ハッピーエンドへ。
おかえりなさいませー!
展開が早すぎたかもしれません。反省
何かと語彙力も欠けすぎてよく分かりませんね
皆様分かりきった通り低浮上ですが これからもよろしくお願いいたします