悠蘭
へぇ…こんなところなんだ
悟
級不明って…どんなんだよ
悠蘭
4体…だよね?
悟
嗚呼、でも
悟
俺らなら大丈夫っしょ
悠蘭
…なんか不安なってきた
悟
は!?
呪霊
タスケテ、
呪霊
ネェ
悠蘭
じゃあ助けてあげるよ
悠蘭
コピー
悠蘭
呪霊操術 虹龍
呪霊
あ"ぁぁぁぁぁぁッ、!!
悠蘭
…ふぅ…大体やったかな
もしかしたら向こうも終わってるかな
一旦電話を─────
??
みーつけた
悠蘭
…!!
悟
…ちぇ、
悟
全然簡単じゃん
悟
なんなんだよ全く…
ゾワゾワッ
悟
っ!?
悟
なんだ…この強い呪力の気配…
悟
…!
悟
悠蘭の方から…!
悟
おい悠蘭ッ…!
そこには悠蘭の後ろ姿があった
悟
大丈夫か、さっきこっち側から強い呪力の気配が…
悠蘭
……い…っ
悟
悠、蘭…?
悠蘭
痛い…ッ…誰か…っ
悠蘭の目からは血が出ており、 目の色が少し変色していた
痛い、誰か、助けて
目が抉れそうに痛い
私は、一体 何をコピーさせられた、?
悟
悠蘭…!!
悠蘭
っ…!
悠蘭
さと、る…?
悟
嗚呼俺だ、
悟
なんで、目から…
と言って、悟は私の目に手を近づけた
悠蘭
やめてッッ…!!
バチンッ
悠蘭
さ、触らないで…っ…!
悟
え……?
悠蘭
来な、いで…ッ
悟
なんで、
悟
俺だよ、五条悟だ
俺は思わず悠蘭の腕を掴んだ
悠蘭
ひッ…
悟
なぁ、わかるだろ、?
悠蘭
ぃや…っ…やめて…っ
悟
…っ
悟
…ごめん
悟
今、硝子呼ぶから、待ってて
硝子
ん、もしもし〜?
硝子
どうした五条
悟
悠蘭が─────
硝子
…なるほどね
硝子
とりあえずそっち行く
硝子
五条はできるだけ悠蘭を落ち着かせて
悟
でも、どうやって…
硝子
あのな五条
硝子
夏油がいなくなった今、
硝子
悠蘭が信用できるのは私らしかいない
硝子
逆に言えば、だ
硝子
少なくとも私らとはちゃんと話せるはずだ
硝子
優しい声で、落ち着かせれば大丈夫だ
悟
…わかった
硝子
じゃあな、
悟
ん、
悟
…悠蘭
悠蘭
っ…
悟
大丈夫、怖がらなくていい
悟
これから言う質問にはいかいいえで答えて
悠蘭
…はい
悟
俺のことがわかるか?
悠蘭
…はい
悟
今は落ち着いてるか?
悠蘭
…はい
悟
目、まだ痛むか?
悠蘭
…いいえ
悟
…何があったか、話せるか?
悠蘭
…!
悠蘭
ッ…
悟
…そっか
悟
わかった、無理して話さなくていい
悟
後もうちょっとで硝子が来るはずだから、それまで待とう
悠蘭
…ごめ、ん
悟
…
悠蘭
迷惑、かけてごめんなさい…っポロポロ
悠蘭
弱くて、ごめんなさいッ…
悟
…謝るな
悠蘭
私っ…何も、出来なくて…ッ
俺はその先が聞きたく無くて 悠蘭を抱きしめた
悟
大丈夫
悟
お前は悪くない
悟
…だから、謝らないでくれ
悠蘭
っ…
硝子
お熱いね〜
悠蘭
えっ
悟
は
悠蘭
硝子ちゃん、?
硝子
悠蘭、大丈夫?
悠蘭
うん…今は大丈夫だよ
硝子
そっか、よかった!
硝子
それより五条、悠蘭になにしたの
悟
別になにも…
硝子
襲ったのか
悟
やってねぇよ!!
悟
んで?悠蘭のそれ、治せんのか?
硝子
ほんとにお前は偉そうだな…
硝子
まぁ一応、血は止まってるし
硝子
眼が変色したんでしょ?
硝子
その過程で痛みを感じたんだと思う
悠蘭
そっか…ありがとう、硝子ちゃん
硝子
悠蘭のためだもん
悟
色、結局何色になったんだよ
俺がそう言うと、 俺にもたれかかっていた 悠蘭は体を起こして俺たちに眼を見せた
悠蘭
…?
硝子
え…
悟
…お前、それ…
俺たちの見た悠蘭の眼は
俺の眼と全く同じ 六眼だった