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脳漿炸裂ガール 2

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脳漿炸裂ガール 2

1 - 脳漿炸裂ガール 2

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2018年08月19日

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授業終了後

田篠珠雲

みなさん、ごきげんよう。

田篠珠雲

さて、帰る準備も終えたことですので、HRを始めましょう。

そうだ。私の日課はもう1つある。

それは、担任の先生の田篠先生の声や顔を見て、うっとりすることだ。

まあ、私の初恋相手である。

先生に恋をするなんて、少女マンガの世界だけだと思っていたのに。

でも、これは恋と言っていいのかわからないけど、私が小4だった時に小6の男子に憧れていたこともある。(こんな私でも、一応憧れるくらいはできる)

まあ、告白はしていないが…

田篠珠雲

それでは、久保賀先生、古寺先生、お願いします。

久保賀大治

ウッスー

久保賀大治

はい!みんな1週間乙乙〜

久保賀大治

みんな予定は決まってるのかな?彼氏がいないんだと暇なんだろうし、いるんだと彼氏とのデートで忙しいんだろうね〜

久保賀大治

あっ!でもでも、ちゃんと宿題はやってきてね〜じゃないと俺が怒られちゃうから。

久保賀大治

あと、なんかあったっけ?

古寺正義

…清掃のこと。

久保賀大治

あ、そうそう!今日は学校中の清掃をするから、いつまでもたむろってないで、ちゃっちゃと帰ること!

久保賀大治

以上!

いや、コイツマジで教育実習生か?

古寺はまだしも、久保賀は絶対受かんないだろうな〜

やるだけ無駄じゃん!

しかも、人のプライペート事情探るとか何考えてんのか。さっぱり分からん

田篠珠雲

それでは、ごきげんよう。

あ〜!やっとで1週間終わった〜!頑張ったな!そしてお疲れ!私!

市位ハナ

さて、今日は早く帰ってゲームでもしようっと。

学院外

市位ハナ

私美容院行きたいんだよね〜

市位ハナ

そうだ!お母さんお金くれるかな〜

市位ハナ

メールしてみよっと。

……

………ない

ないないないないない!

私の愛しのスマホちゃんが無い!?

カバンの中を探しても手に当たるのはぐちゃぐちゃになったプリントや点数の悪かったテストばかりだ。

市位ハナ

…教室か。

そうだ。私は田篠先生が来る前にスマホをいじってて、それで急にきたからスマホを机の中に押し込んだんだった。

市位ハナ

急いで取りに行かなきゃ!

教室

市位ハナ

はぁー焦った〜

愛しのスマホちゃんはそこでぐちゃぐちゃになったプリントと待っていてくれた。(ここにもためてる)

市位ハナ

夕日、綺麗だな〜

私の教室は、1年生のくせに3階にある。

だから、夕日や外の風景がとても綺麗に見えるのだ。

市位ハナ

…ん?

そして、私の教室からは体育館と校舎をつなぐ渡り廊下まで見える。

そこに田篠先生がいた。

市位ハナ

田篠先生…?何してるんだろ…

市位ハナ

…!

私はたしかに銀色に輝く拳銃が見えた

市位ハナ

あれって…おもちゃのだよね…

市位ハナ

で、でも、日常生活で拳銃なんて使うことないじゃん…

バッシュ!バッシュ!

市位ハナ

ハッ…!

田篠先生はその引き金を引いた。

だが、それを見ずにはいられなかった。

こんなところで好奇心というものは働く。

私の知らなくていい世界が広がっている。

そうわかっているのに…

足が勝手に進んじゃうの…

ローファーの音が廊下に鳴り響く。

生徒

ギャアア!!

市位ハナ

だ、大丈夫?

生徒

た、助けて…

市位ハナ

え?

生徒

田篠先生がっ…!

バッシュ!

市位ハナ

…!

田篠珠雲

おやおや?市位さんではありませんか。

市位ハナ

こ、来ないで…

田篠珠雲

今日は早く帰るようにと言いましたよね?

市位ハナ

や、やめて…

田篠珠雲

逃がしませんよ。

ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!

先ほどとは違うローファーの音が鳴り響く。

市位ハナ

はぁ…はぁ…はぁ…

私は無我夢中で走った。

市位ハナ

あとちょっと!

ドン!

市位ハナ

痛っ!なんでこんなところに壁が…?

私はないはずの壁にぶつかった。

市位ハナ

…え?

それは、壁なんかでは無かった。

それは、全身黒で固めた黒ずくめの男達だった。

市位ハナ

や、やだ…

田篠珠雲

あらあら?追いつきましたよ?

市位ハナ

ね、ねぇ…や、やめて…よ…

田篠珠雲

そうは行きません。

田篠珠雲

まだ、ゲームは始まってないんですから。

田篠珠雲

では、ごきげんよう。

市位ハナ

…!

田篠珠雲

…やっぱり、撃つのはやめました。

市位ハナ

え?じゃあ、私助かるの?

田篠珠雲

いいえ…

田篠珠雲

まずはゆっくりおやすみなさい。

バッシュ!

市位ハナ

うっ…!

田篠先生は、私の腹部を撃った。

やっぱり撃つのはやめましたとか言って、結局は撃つんじゃん。

私の人生、ここで終わりか〜

長いようで短かったな〜

新聞とかにはどういう写真使われるんだろ…

私写真写り悪いからやめてほしいな〜

パソコンの履歴消してくれば良かった

そんな阿呆みたいな考えばかりがよぎる。

そこで、私の意識は途切れた

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