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授業終了後
田篠珠雲
田篠珠雲
そうだ。私の日課はもう1つある。
それは、担任の先生の田篠先生の声や顔を見て、うっとりすることだ。
まあ、私の初恋相手である。
先生に恋をするなんて、少女マンガの世界だけだと思っていたのに。
でも、これは恋と言っていいのかわからないけど、私が小4だった時に小6の男子に憧れていたこともある。(こんな私でも、一応憧れるくらいはできる)
まあ、告白はしていないが…
田篠珠雲
久保賀大治
久保賀大治
久保賀大治
久保賀大治
久保賀大治
古寺正義
久保賀大治
久保賀大治
いや、コイツマジで教育実習生か?
古寺はまだしも、久保賀は絶対受かんないだろうな〜
やるだけ無駄じゃん!
しかも、人のプライペート事情探るとか何考えてんのか。さっぱり分からん
田篠珠雲
あ〜!やっとで1週間終わった〜!頑張ったな!そしてお疲れ!私!
市位ハナ
学院外
市位ハナ
市位ハナ
市位ハナ
…
……
………ない
ないないないないない!
私の愛しのスマホちゃんが無い!?
カバンの中を探しても手に当たるのはぐちゃぐちゃになったプリントや点数の悪かったテストばかりだ。
市位ハナ
そうだ。私は田篠先生が来る前にスマホをいじってて、それで急にきたからスマホを机の中に押し込んだんだった。
市位ハナ
教室
市位ハナ
愛しのスマホちゃんはそこでぐちゃぐちゃになったプリントと待っていてくれた。(ここにもためてる)
市位ハナ
私の教室は、1年生のくせに3階にある。
だから、夕日や外の風景がとても綺麗に見えるのだ。
市位ハナ
そして、私の教室からは体育館と校舎をつなぐ渡り廊下まで見える。
そこに田篠先生がいた。
市位ハナ
市位ハナ
私はたしかに銀色に輝く拳銃が見えた
市位ハナ
市位ハナ
バッシュ!バッシュ!
市位ハナ
田篠先生はその引き金を引いた。
だが、それを見ずにはいられなかった。
こんなところで好奇心というものは働く。
私の知らなくていい世界が広がっている。
そうわかっているのに…
足が勝手に進んじゃうの…
ローファーの音が廊下に鳴り響く。
生徒
市位ハナ
生徒
市位ハナ
生徒
バッシュ!
市位ハナ
田篠珠雲
市位ハナ
田篠珠雲
市位ハナ
田篠珠雲
ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!
先ほどとは違うローファーの音が鳴り響く。
市位ハナ
私は無我夢中で走った。
市位ハナ
ドン!
市位ハナ
私はないはずの壁にぶつかった。
市位ハナ
それは、壁なんかでは無かった。
それは、全身黒で固めた黒ずくめの男達だった。
市位ハナ
田篠珠雲
市位ハナ
田篠珠雲
田篠珠雲
田篠珠雲
市位ハナ
田篠珠雲
市位ハナ
田篠珠雲
田篠珠雲
バッシュ!
市位ハナ
田篠先生は、私の腹部を撃った。
やっぱり撃つのはやめましたとか言って、結局は撃つんじゃん。
私の人生、ここで終わりか〜
長いようで短かったな〜
新聞とかにはどういう写真使われるんだろ…
私写真写り悪いからやめてほしいな〜
パソコンの履歴消してくれば良かった
そんな阿呆みたいな考えばかりがよぎる。
そこで、私の意識は途切れた