りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの父
りょうの父
りょう
みらい
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの父
みらい
りょうの母
みらい
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの父
りょうの父
りょうの母
りょうの母
みらい
りょうの母
りょうの母
みらい
りょう
りょう
りょう
りょうの父
りょうの父
みらい
りょう
りょうの父
みらい
りょう
みらい
りょうの父
みらい
りょうの父
みらい
りょう
りょうの父
りょう
りょうの父
みらい
りょうの父
みらい
りょうの父
りょう
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
みらい
そう言葉をかけてくださると同時に
目の前にはあたたかい白米と 揺れるお味噌汁と、熱く揚げられた唐揚げに添えられた細切りにされたキャベツ
それらを出された
みらい
涙が止まらなかった
みらい
私の目から色の無い血が溢れ出す
りょうの母親は優しく私を包み込んだ
りょうの母
りょうの母
りょうの母
りょうの母
私は泣きながら大袈裟に首を振る
みらい
みらい
みらい
涙で言葉が詰まる
静かに聞く3人の親子
私を暖かく迎え入れた
小鳥の声とまぶしい太陽で目が覚めた
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
りょうの母
りょうの父
りょう
みらい
慣れない朝のあいさつ
暖かかった
日差しの当たるリビングも
暖かくて
ホカホカした
りょうの母
目の前にはイチゴジャムが塗りたくられた厚い食パンとホットミルクが置かれた
みらい
りょう
りょうの母
りょう
みらい
こんな何気ない会話も、微笑ましかった
りょう
りょうの父
りょうの母
みらい
りょう
楽しかった
幸せと呼べた
私にとってこの時間は
間違いなく幸せと呼べた。
りょうの母
りょうの父
りょうの母
みらい
噛み締めた言葉で返事をした
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
みらい
りょう
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
りょうは優しく微笑みかけた
ぎこちない笑顔で返事をした
空気がスッキリとしている
溺れたような呼吸じゃない
ちゃんと呼吸をしている
ちゃんと、はっきり、息を吸えた
ドスッ…
みらい
シュウ
シュウ
なおこ
みらい
なおこ
なおこ
シュウ
みらい
シュウ
幸せに生きたい
みらい
必死に声を振り絞った
蹴られたみぞおちが痛む
それでも叫ぶのをやめなかった
みらい
みらい
みらい
なおこ
さらにみぞおちを蹴られた
幸せに
なりたい
シュウ
みらい
みらい
シュウ
なおこ
なおこ
なおこ
なおこ
みらい
シュウ
シュウ
みらい
ああ
やっぱり
私は幸せにはなれない
頑張ったって居場所なんてない
生きることさえ許されない
私にとって幸せは
普通に、何気ない日常を過ごすことなのに
ああ、汚い
シュウ
汚い汚い…
あいつの顔も…
言葉も…
なおこ
こいつの笑った顔も…
こいつの足元に咲いてる勿忘草も
全て
きたない
キタナイ
汚い
汚いんだよ、、
みらい
シュウ
なおこ
顔を思い切り蹴られた
そこで私は
気を失った
気付くと屋上前の階段にいた
みらい
たかと
たかと
みらい
そこにはクラスメイトのたかとがいた。
たかと
たかと
みらい
たかと
みらい
たかと
…は?
たかと
たかと
たかと
たかと
みらい
1年前
シュウ
シュウ
なおこ
シュウ
シュウ
なおこ
たかと
シュウ
シュウ
たかと
なおこ
なおこ
たかと
勢いよく屋上の扉が開いた
シュウ
なおこ
みらい
シュウ
なおこ
なおこ
なおこ
たかと
シュウ
シュウ
みらい
たかと
なおこ
なおこ
なおこ
なおこが俺の手を掴もうとする
でも俺はもう走り出していた
逃げたかった
みらいの元へ走っていた
たかと
みらい
なおこ
なおこ
なおこ
みらい
みらい
シュウ
シュウ
シュウ
なおこ
みらい
みらい
シュウ
シュウ
シュウ
なおこ
たかと
みらい
みらい
みらい
みらい
なおこ
なおこ
なおこ
シュウ
なおこ
シュウ
シュウ
シュウ
シュウ
シュウ
なおこ
たかと
みらい
みらい
みらい
たかと
みらい
俺は
その場を
後にした
たかと
たかと
みらい
たかと
みらい
みらい
みらい
みらい
みらい
みらい
みらい
みらい
みらい
みらい
みらい
たかと
みらい
気付いたら叫んでいた
みらい
たかと
みらい
みらい
みらい
たかと
たかと
みらい
みらい
みらい
みらい
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
みらい
みらい
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
たかと
みらい
たかと
たかと
みらい
みらい
たかと
たかと
たかと
みらい
何なの
今更
ふざけてる。
もう遅いのに
授業中、あいつらから少しだけ、開放される時間
私は静かに外を眺めていた
2年生が校庭を走るのが見えた
笑顔で楽しそうに走っていた
先生
みらい
先生
なおこ
シュウ
先生
みらい
たかと
シュウ
先生
たかと
たかと
たかと
たかと
先生
みらい
シュウ
シュウ
シュウ
なおこ
たかと
たかと
先生
シュウ
なおこ
シュウ
シュウ
先生
先生
たかと
たかと
先生
みらい
先生
先生
シュウ
先生
シュウ
つまんねー嘘
つまんねー、、嘘、、
みらい
たかと
先生
たかと
たかと
たかと
先生
みらい
今更言ったって
どうにもならない
シュウ
先生
先生
たかと
なおこ
みらい
先生
たかと
みらい
たかと
たかと
みらい
みらい
たかと
みらい
みらい
たかと
シュウ
シュウ
なおこ
たかと
シュウ
みらい
シュウ
なおこ
私は窓の外に、ロータリーで待ってる りょうを見つけた
シュウ
なおこ
たかと
私の足はりょうの元へと走っていた
なおこ
なおこ
シュウ
なおこ
シュウ
たかと
りょう
りょうは私が来たのに気付くと静かに手を振った
下校中の生徒たちがこちらをチラチラと見てくる
でもそんなのは気にしなかった
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
みらい
みらい
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
みらい
りょう
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
みらい
りょう
りょう
りょう
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
あたたかい時間だった
不思議とあたたかくなる
着いたよ
みらい
目の前には壮大な夕日が広がっていた
みらい
りょう
綺麗…
素直に…そう思えた
みらい
今までどんな景色を見たって汚く思えたのに
今だけは
輝いて見えた
みらい
りょう
りょう
みらい
この時間は間違いなく幸せだ
りょうの家族と過ごす時間も
私にとっては
幸せだ
この夕日を見てる時間も、
幸せだ
りょう
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
りょう
りょう
みらい
りょう
みらい
大きな一口で頬張った
みらい
りょう
りょう
みらい
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
りょう
りょう
みらい
りょうの母
りょうの父
りょうの母
みらい
りょう
口の中に、幸せの味が広がる
美味しい、幸せの時間だった…
こんなに幸せと思える日が来るなんて
あの時死ななくて良かったって、、思う
幸せだって心から思える…
りょうの母
みらい
暖かい湯船に浸かって私は一人考えた
母親のことを考えた
みらい
私は母親が嫌いだ
でも
助けて欲しいって願った時に
1番に顔が浮かぶのは
いやでも母親だった
あたたかい湯船は
母親のお腹の中のようで
私を包み込んだ
コメント
1件