羅夢音
羅夢音
羅夢音
そう、羅夢音が言った途端に…廊下の影から…
怪異
怪異が、飛び出して来た__
が…
羅夢音
怪異
怪異
そう、泣き叫ぶ怪異を羅夢音は__
羅夢音
ゴミを見るような目で見ていた…
羅夢音
羅夢音
そう不気味に笑う羅夢音を…影から見る者が居た…
???
羅夢音
羅夢音
怪異
羅夢音
怪異
怪異
羅夢音
羅夢音
そう羅夢音が首を傾げながら言うと
蛍磨
見えにくい場所に身を潜めて居たのか、羅夢音と同じ年かと思われる少年が出てきた
羅夢音
羅夢音
蛍磨
蛍磨(ケイマ)と呼ばれる少年が煽り口調でそう羅夢音に言う
だが…
羅夢音
羅夢音
何も気にしていないように羅夢音はそう言う
蛍磨
蛍磨
蛍磨が、羅夢音に聞こえないように舌打ちをするが…
羅夢音
羅夢音には、聞こえていたようだ
蛍磨
蛍磨
不機嫌そうに、その場を去っていく蛍磨を羅夢音と、もう一人…
人間では、無い誰かが見ていた___
ガラガラガラッ🚪
羅夢音
紫苑
紫苑
羅夢音
紫苑
羅夢音
羅夢音は、何か言いかけたが、その言葉を飲み込み、"紫苑"と言われた少年に挨拶を返す
羅夢音
そう羅夢音が思っている事は内緒にしておこう
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン🔔
チャイムが鳴り終わり、皆が話し出した
今日は、何故か殆どが自習だった為だろう
そう思いながら、羅夢音が次の授業の準備をしようとすると
微かだが、声が聞こえた
『これ以上、醜い事をするのは、辞めなはれ』
少しノイズの入ったザラザラした声…
何処かで聞いた事がある気がした
羅夢音
羅夢音
そう羅夢音が呟いても、誰もその答えを教えてくれない
其れもそうだろう…
何故なら…
他の者には聞こえていなかったのだから…
羅夢音
羅夢音
羅夢音
羅夢音
羅夢音
そう自分に無理矢理思い込ませたが…
先程聞こえた声が耳から離れない…
羅夢音
羅夢音
羅夢音
羅夢音
そう楽しげに計画を立てている羅夢音を横に…
隣の席の紫苑がじっと見ていたのに羅夢音は気が付かなかった__
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