⚔️や🌷🦊✌️🌇などの甘々な話

⚠️注意⚠️ 嘔吐表現や 死ぬ表現があります 注意してください

君はそう言っていた

梅雨どきずぶ濡れのまんま部屋の前で

泣いていた

そんな話で始まる

あの夏の日の記憶だ...

そんな君に僕は言った

携帯ゲームもカバンにつめて

いらないものは全部...

壊していこう...

人殺しと

ダメ人間の

旅だ

そして僕らは逃げ出した

この狭い狭いこの世界から

幼少期

結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ

そんな嫌な共通点で

僕らは簡単に信じあってきた

君の手を握った時、

誰にも縛られないで2人

線路の上を歩いた

金を盗んで

2人で逃げて

どこにも行ける気がしたんだ

今更怖いものは

僕らにはなかったんだ！

額の汗も

落ちた眼鏡も

今となっちゃどうでもいいさ

あてもなく彷徨う蝉の群れに、

水も無くなり揺れ出す視界に、

迫り狂う鬼たちの怒号に、

ふと君はナイフを取った。

死ぬのは俺だけで大丈夫ッスよ！

ｽﾞｼｬ

そして君は首を切った

まるで何かの映画のワンシーンだ

気づけば僕は捕まって...

そして時は過ぎていった

ただ暑い暑い日がすぎってった

家族もクラスの奴らもいるのに...

何故か君だけはどこにも居ないｯ！

あの夏の日を思い出す

9月の終わりにくしゃみして

6月の匂いを繰り返す

ｽﾞｼｬｯ

君の笑顔は

君の無邪気さは

頭の中を飽和している。

もういいよ投げ出してしまおう？

ずっと...見守ってますよ

ｽｯ