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優羽
優羽
優羽
優羽
「人はいつか」
「変わるものだ」
そんな言葉を信じて
あいつら
が変わることを願っていた
親
親
優羽
親
優羽
親は
双子の妹だけを激愛してた
親
萌歌
親
親
萌歌
優羽
僕を嫌ってる理由は知ってる
親は
"可愛い女の子"がほしかった
僕は
"女の子" じゃなかった
"男の子として"生きたい
そういう思いがあったからだ
幼稚園児の時に
萌歌
親
親
親
親
萌歌
優羽
優羽
親
萌歌
萌歌
親
親
親
優羽
優羽
優羽
萌歌
夢を否定されて
優羽
優羽
親が「お前は馬鹿だ」と言っていた
でも本当は
馬鹿なフリ
だった
優羽
萌歌は親から出されたプリントを
萌歌
萌歌
僕にやらせていた
それを親に渡す
それがあいつのやり方だ
僕はそれをして、 自分の分はいつもできない。
萌歌にテストでもさせたら 萌歌が僕にやらせてる のだってわかるのに…
僕は周りの子よりも 精神年齢が高くて、 勉強できる。 円周率だって覚えてる。
でも萌歌に逆らうとこの家で本当に 居場所を無くすから
言うことを聞いてる
優羽
優羽
もう家事は料理以外 ほとんど1人で できるようになっていた。
ニュース 『学校で性別差別問題』
優羽
優羽
優羽
優羽
男の子として 生きられるの？
優羽
優羽
優羽
優羽
優羽
優羽
優羽
夜
優羽
優羽
