いむしょーで 『少女レイ』 第2章
⚠︎白水です。 第1章を読んでから読むことをおすすめします。 キャラ崩壊があるかもしれません。 自衛をお願いします💦
それではどうぞっ!
そう君が悪いんだよ
初兎
-hotoke-
同級生
同級生
ちょっと出てくんない?
後輩
お願いしますよ〜!
後輩
面白いし!
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
初兎
初兎
-hotoke-
-hotoke-
また今度でいい?
小学校の頃は俺がいないと 泣いてばかりで何もできなかった癖に
初兎
中学、高校と進むにつれて 君は何でも出来るみんなの人気者に なっていった
-hotoke-
-hotoke-
それでも、やっぱり1番は俺だった
1番仲良くて、1番の親友は俺だ
そう 思っていたのに
高校1年生 6月 そろそろ学校生活にも慣れてきて 交友の幅も広がる時期
周りがいくつかのグループに まとまっていく
それは俺たちも例外では無かった
ないこ
そこの2人!
りうら
悠佑
-hotoke-
どうしたの?
初兎
if
ないこ、りうら、悠佑、if
ないこ
どんなにいむくんが人気者になっても お弁当を一緒に食べるのは 俺だけだった
これは俺の特権だ
誰にも邪魔されたくない
初兎
-hotoke-
初兎
-hotoke-
初兎
初兎
ないこ
悠佑
こうして仲良くなった6人で お弁当の時間以外も 一緒に過ごすようになった
そう 君が悪いんだよ
-hotoke-
-hotoke-
君は俺といる時も彼らの話ばかり
-hotoke-
いふくんと海行った時〜〜、
初兎
初兎
-hotoke-
-hotoke-
初兎ちゃんも一緒に行きたかった?
初兎
初兎
変なこと言っちゃった…
ごめん笑
-hotoke-
全然大丈夫だよー!
-hotoke-
こうして俺の知らない君が ドンドンと増えていった
このままではいつか、 俺は特別じゃなくなる
ただの友達の1人になってしまう
初兎
初兎
なるようにしてやる…
-hotoke-
-hotoke-
初兎
初兎
僕だけをみててよ
ゴミ箱に捨てられた君の上履き
休み時間毎にトイレに呼び出され びしょ濡れになって帰ってくる君
何処かへ消えていった君の筆箱は 今月で何個目だったのだろうか
机いっぱいの荒っぽい罵りは 消しても消しても次の日には元通り
そんな汚らしい机の上に 毎朝花瓶を添えるのが俺の仕事だ
-hotoke-
元気いっぱいだった君の笑顔は 日に日にやつれていった
そう 君の苦しみ
このいじめの噂は 隣のクラスの4人にも伝わっている
初兎
初兎
初兎
馬鹿げたこと言ってたから
初兎
初兎
4人は君を無視するようになって
この学校で君に今まで通り 接しているのは
初兎
助けが欲しいだろ?
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
最近いつにも増して 過激なイジメをし始めた奴らに 君がプールに呼び出されていたから
念の為こっそり覗いていたら この有様だ
初兎
初兎
ここで君を助ければ
俺は君の特別な人だ
溺れてく其の手に
そっと口吻(kiss)をしたー
-hotoke-
クラスメイト
止めるわけねーじゃ〜んw
クラスメイト
もう一発殴っとこうぜw
薄笑いの獣たち その心晴れるまで
クラスメイト
クラスメイト
爪を突き立てる 不揃いのスカート
クラスメイト
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
夏の静寂を切り裂くような悲鳴が
木霊する教室の窓には青空
初兎
初兎
君はまだ 一度も 「助けて」と言わない
第2章はここまでです!
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次が最終章になると思います。 次回も楽しみにしていてください!
ここまで読んで頂き ありがとうございました!