いむしょーで 『少女レイ』 第2章
⚠︎白水です。 第1章を読んでから読むことをおすすめします。 キャラ崩壊があるかもしれません。 自衛をお願いします💦
それではどうぞっ!
そう君が悪いんだよ
初兎
-hotoke-
同級生
同級生
後輩
後輩
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
初兎
初兎
-hotoke-
-hotoke-
小学校の頃は俺がいないと 泣いてばかりで何もできなかった癖に
初兎
中学、高校と進むにつれて 君は何でも出来るみんなの人気者に なっていった
-hotoke-
-hotoke-
それでも、やっぱり1番は俺だった
1番仲良くて、1番の親友は俺だ
そう 思っていたのに
高校1年生 6月 そろそろ学校生活にも慣れてきて 交友の幅も広がる時期
周りがいくつかのグループに まとまっていく
それは俺たちも例外では無かった
ないこ
りうら
悠佑
-hotoke-
初兎
if
ないこ
どんなにいむくんが人気者になっても お弁当を一緒に食べるのは 俺だけだった
これは俺の特権だ
誰にも邪魔されたくない
初兎
-hotoke-
初兎
-hotoke-
初兎
初兎
ないこ
悠佑
こうして仲良くなった6人で お弁当の時間以外も 一緒に過ごすようになった
そう 君が悪いんだよ
-hotoke-
-hotoke-
君は俺といる時も彼らの話ばかり
-hotoke-
初兎
初兎
-hotoke-
-hotoke-
初兎
初兎
-hotoke-
-hotoke-
こうして俺の知らない君が ドンドンと増えていった
このままではいつか、 俺は特別じゃなくなる
ただの友達の1人になってしまう
初兎
初兎
-hotoke-
-hotoke-
初兎
初兎
僕だけをみててよ
ゴミ箱に捨てられた君の上履き
休み時間毎にトイレに呼び出され びしょ濡れになって帰ってくる君
何処かへ消えていった君の筆箱は 今月で何個目だったのだろうか
机いっぱいの荒っぽい罵りは 消しても消しても次の日には元通り
そんな汚らしい机の上に 毎朝花瓶を添えるのが俺の仕事だ
-hotoke-
元気いっぱいだった君の笑顔は 日に日にやつれていった
そう 君の苦しみ
このいじめの噂は 隣のクラスの4人にも伝わっている
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
4人は君を無視するようになって
この学校で君に今まで通り 接しているのは
初兎
助けが欲しいだろ?
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
最近いつにも増して 過激なイジメをし始めた奴らに 君がプールに呼び出されていたから
念の為こっそり覗いていたら この有様だ
初兎
初兎
ここで君を助ければ
俺は君の特別な人だ
溺れてく其の手に
そっと口吻(kiss)をしたー
-hotoke-
クラスメイト
クラスメイト
薄笑いの獣たち その心晴れるまで
クラスメイト
クラスメイト
爪を突き立てる 不揃いのスカート
クラスメイト
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
夏の静寂を切り裂くような悲鳴が
木霊する教室の窓には青空
初兎
初兎
君はまだ 一度も 「助けて」と言わない
第2章はここまでです!
いいねやコメントをくださる皆さん 本当にありがとうございます!
これからも頑張りますので、 是非フォローして下さると 嬉しいです✨
次が最終章になると思います。 次回も楽しみにしていてください!
ここまで読んで頂き ありがとうございました!
コメント
4件
初コメ失礼します リクエストなのですが 比べられっ子でピヨニキが双子でアニキが兄でりうらが弟でりうらは何でもできるのにアニキは運動神経だけがいい感じでお願いできますか?
コメントありがとうございます! 本家様の少し狂気じみているのに爽やかな雰囲気に寄せられるように書いたのでそう言って頂けて嬉しいです!