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解説はこのコメントの返信に書かせていただきます!
いむしょーで 『少女レイ』 第3章
⚠︎白水です。 暴言、暴力等の表現があります。 キャラ崩壊があるかもしれません。 自衛をお願いします💦
いむしょーじょレイ最終章です! それではどうぞっ!
-hotoke-
今日もそんな事を思いながら 学校へと足を運ぶ
どこで間違ってしまったのだろう
幸せだった
友達が沢山いて みんな優しくしてくれて
毎日が楽しい事で溢れていた
そんな日常はたった1日で 崩れていった
あの花瓶が置かれていたあの日から
-hotoke-
止むことのない罵倒の嵐 笑顔で話しかけてくれていた筈の 友人が僕を見つめる目は冷え切り 毎日浴びせられる暴力
僕の体と心はもうボロボロだった
それでも生きていようと 学校に来ようと思えるのは
-hotoke-
君だけは今までと変わらずに 接してくれていたから
-hotoke-
それなのに
今日は委員会の仕事でいつもより 早い登校だった
そして見てしまったのだ
あの日からずっと僕を苦しめてきた
まだこの地獄が続く事を 毎日突きつけてくるあの花瓶を
君は満足そうに微笑んで 僕の机の上に置いていた
-hotoke-
唐突に襲う吐き気に嗚咽が漏れる
いつも向けてくれていた君の笑顔と 僕の生きる理由がガラガラと 崩れていく音が聞こえた
ミーンミンミンミンミン
太陽がひときわ照りつける今日
いじめが始まったあの日から初めて 君は学校を休んだ
初兎
初兎
ミーンミンミンミンミン
君が学校を休もうと 君が学校でいじめられようと
夏は相変わらず暑く 蝉は相変わらず五月蝿い
カンカンカンカンカンカン
初兎
ふと顔を上げると 踏切のど真ん中で立ち尽くす君がいた
初兎
初兎
初兎
ふと君がこちらを見る
初兎
君の表情は落ちきっていて 思わず足がすくむ
カンカンカンカンカンカン
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
「友達」ってなんだっけ?
君への独占欲と嫉妬心は 友愛と呼ぶには重すぎることに
僕はもう気づいていた
初兎
初兎
そう 君は友達
僕の手を掴めよ
-hotoke-
『嘘つき。』
初兎
カンカンカンカンカンカン
初兎
初兎
初兎
-hotoke-
透き通った世界で 愛しあえたらー
カンカンカンカンカンカン
初兎
電車が君めがけてスピードを 落とすことなく向かってくる
繰り返す フラッシュバック 蝉の声
2度とはかえらぬ君
-hotoke-
ドンッ、ギギギギガッ ガッシャーン
永遠に千切れてく お揃いのキーホルダー
夏が消し去った白い肌の少年に
初兎
初兎
哀しい程
取り憑かれてしまいたいー
カンカンカンカンカンカン
初兎
-hotoke-?
-hotoke-?
-hotoke-?
ぜぇーんぶ、
君のせいだったんだね?
透明な君は僕を指差してたー
ギギギギガッ、、 ガッシャーン…ドンッ
初兎
ミーンミンミンミンミン…
これにて 『少女レイ』〜いむしょー〜 完結です!
できる限り伝わるように書きましたが、混乱してしまいそうなので念の為に解説をコメント欄に載せておきます!
基本的には皆さんそれぞれの解釈で楽しんで頂きたいので、気になる人だけ見ることをお勧めします💦
ここまで読んでいただき ありがとうございました!
宜しければいいね、コメント、 フォローをしていってくださると 嬉しいです✨
次回のお話もお楽しみに!