るな
きゃぁぁぁぁ!!!!
彼女がイジメられて、2週間ぐらいだろうか
悲鳴が聞こえた
イジメっ子からは、薄笑いが聞こえた
彼女を囲んで笑っている
優太
(まるで、獲物を狙う獣だな…)
イジメっ子は、自分の心が晴れるまで何度もイジメる
最低な奴らだ…
優太
(僕もそれは言えないけど…)
優太
(なんせ僕はイジメの…)
主犯なんだから…
彼女の悲鳴は、静寂な夏を切り裂くぐらいの悲鳴だった
優太
(ごめん…)
そう謝れたら、良かった
ごめん…
今はもう、遅い
彼女がイジメられるのを見ていた、その窓には
青空があった