ソラ
···。
ソラ。
この名前は誰かに貰った名前ではない
適当に自分で名付けて、 元々の名前を忘れて
生きる理由も見失った
袖が足りない古い紫色の服を着て 小さなポケットに必要最低限の物を詰め込んで あてもなくただ歩いていく
ソラ
ソラ
(いや、目標はあったっけ)
目標とは何か、
『生きる』 をやめること
理由は単純、 生きるのに必要なことをするのが 面倒くさくなったから。 天界の方が楽そうだったから。
たったそれだけのこと
月光の降り注ぐ丘の上
誰かがソラに話しかけた
???
やっほー
ソラ
?
近くの木の上に誰か居たらしい
赤色の瞳に 白のワンピースに黒い上着 長い黒髪
真っ白な綺麗な羽と 黒が付いた光りそうな黄色の輪っか
その人は木からトンと降りて言った
???
あまりにも面白そうだったからつい
ソラ
???
???
???
あれ、オッドアイ?
???
珍しいね〜
ソラ
( °꒫° )
???
…ねぇ
「天界に行くの楽だと思う?」
ソラ
え?
???
まぁ確かに天界は楽さ
???
でもね、道のりが生きるより遥かに面倒なんだよ
???
???
簡単に天界のような場所に行けるとしたらどうする?
ソラ
簡単に?
???
うん。
そういう場所があるんだけど来る?
そういう場所があるんだけど来る?
ソラ
行きたい!
???
???
オーケー
「ついておいで!」
ソラ
ソラ
あとどれくらい?
???
さぁ?
???はスタッと地に足をつけ、
前に手を出した
ソラ
何するの?
聞こうと思ったその時
辺りが一瞬白い光に包まれた
ソラ
わ…!
ソラ
(眩しっ)
ソラ
ソラ
え?
ソラ
なん…えぇ?
気がついたら 目の前に───
ソラ
建物!??
???
まぁお屋敷みたいなものかな〜
ソラ
えっ
ソラ
(理解が追いつかない)
???
まぁ詳しい事は後から説明するさ
???
ひとまずは自己紹介をしようか
入口付近へ行き、 くるっとこちらを向き
???
???
僕は名前は日闇
日闇
見てわか通り、天使と呼ばれるもの
日闇
ようこそ
日闇
『無人の館』へ
ラルア
雰囲気と世界観をぶち壊すようで悪いが
ラルア
絵描くのめちゃ疲れた
ラルア
しばらくはストーリーを進めようかな