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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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それは久しぶりの晴天の日、俺とお前が出会った日から1年たったあの日にあんなことがおきるなんて

一年前、俺とお前が出会った日

俺(大智)

やっべぇ!

俺(大智)

寝坊した!遅刻する〜!

俺は高校の入学式の日に寝坊した

俺は、少しでもはやく駅に行くために自転車にのり、すごいスピードで走る

俺(大智)

(こりゃ、一生の黒歴史だ〜!)

俺(大智)

はっ!

キーーーーーィ

バン!

女の子

きゃっ

俺は曲がり角のところでちょうど出てきた、女の子にぶつかってしまった

女の子

ごめんなさい

女の子

私が前を見ていなかったせいで…

俺(大智)

いや、す、すまない

俺(大智)

あっ、怪我はしてないよな?

女の子

大丈夫だと思います!

俺(大智)

じゃあこれ連絡先だ!

俺(大智)

じゃあ!

女の子

あっ

そしてまた俺は自転車にまたがり猛スピードで走り出す

女の子

(なんかあっという間にいっちゃったな〜。)

女の子

痛っ

女の子

あっ…

ぶつかられた女の子は深い傷をおってしまったのだった。

しかし彼女は何も、手当ての道具をもっておらず、そのまま学校へいったのであった。

それは大きな間違いで、この時しっかりと手当てをしておけばあんなことにはならなかった事だろう。

その頃、俺はギリギリ電車に乗ることができて、遅刻を上手く避けられそうだ。

俺(大智)

(ホッ。よかったぜ)

俺(大智)

(あっ、さっきの女の子どうなったかな。)

俺(大智)

(まあいっか。大丈夫そうだったし)

その夜

LIME💬

由紀

あの、今朝ぶつかってしまったものです。

由紀

大智さんですか?

俺(大智)

あ、はい

由紀

如月由紀です

由紀

今朝はすみませんでした。

俺(大智)

由紀さんですね。

俺(大智)

いえいえ大丈夫です

俺(大智)

怪我はないですか?

由紀

由紀

大丈夫です

由紀

お怪我はないですか?

俺(大智)

大丈夫です

俺(大智)

ちなみに何歳ですか?

俺(大智)

俺は高校1年です

由紀

私は高校3年生です

俺(大智)

あ、由紀さんの方が上でしたか。

俺(大智)

あの、敬語やめません?

由紀

あ、いいですよ?

俺(大智)

じゃあよろしくってことで

由紀

はい!

俺(大智)

おーい

由紀

あっ、ごめんね

由紀

うん!だった

俺(大智)

👍

俺(大智)

(何か凄く久しぶりに女の人と喋ったな〜)

俺(大智)

(いい人だった。由紀さんって。)

数日後

LIME💬

俺(大智)

こんにちは😆

俺(大智)

大智です😁

由紀

こんにちは〜

由紀

絵文字使うの、大智さんの中で流行ってます?(笑)

俺(大智)

はい😊

俺(大智)

ところで由紀さんってどの高校に通ってるん🤔

由紀

あっ、タメ口だったね!

由紀

えっと、空星女子高等学校です!

俺(大智)

あ〜❗通称、空女ですよね😃

由紀

そうそう!

由紀

大智さんは?

俺(大智)

俺は空女のすぐ隣の海波高校っす😝

俺(大智)

海波は共学ですね〜☺️

由紀

いいなぁ〜、共学

由紀

私も共学がいいよ〜

そんなたわいもない会話が毎日続いていた

そんな日々を送るうちに俺は由紀さんの事が好きになっていっていた

ある日、LIMEで

俺(大智)

あの、由紀さん?

俺(大智)

今から俺達が初めて会ったあの曲がり角にきてもらえませんか?

由紀

あ、いいよ!

由紀

じゃあこれからいくから10分後かな?

俺(大智)

オッケー👌

由紀

あっ!

由紀

大智さ〜ん

俺(大智)

由紀さん!

由紀

待った?

俺(大智)

うん、いや今来たとこ

由紀

よかった

俺(大智)

(やっぱかわいいな〜)

由紀

それで今日はどうしたの?

俺(大智)

あっ、あの!

俺(大智)

LIMEを通してずっと会話してるうちに好きになっていました!

俺(大智)

だから付き合ってください!

由紀

はい!

由紀

私も好きだよ?

俺(大智)

よっしゃあ!

俺はこの人生で初めて人を好きになり、告白した。

俺達はそれからという日々何度も何度もデートをした。

気がつけば何ヶ月という月日がたち明日、1周年記念となった

LIME💬

俺(大智)

明日で1周年だな!

由紀

そうだね!

由紀

楽しみだね

俺(大智)

そういやぁ、もう由紀は大学生かぁ〜

由紀

そーだよ〜!

由紀

大智は高校2年生だね〜

由紀

まだまだ現役高校生だね!

俺(大智)

はやく大学生になりてぇ〜

俺(大智)

じゃあ明日もいつもの曲がり角集合な!

由紀

うん!

由紀

どこいくの?

俺(大智)

お楽しみさ

由紀

そっかぁ

由紀

楽しみだね!

俺(大智)

おう!

次の日、曲がり角で

由紀

おっはよ〜!

俺(大智)

早いな!

俺(大智)

今日は、

由紀

うっ

俺(大智)

おい!どうした!

由紀

頭がいたぃ

ピーポーピーポー🚑

病院にて

医者

手術が終わるまでここで待っていてください

俺(大智)

はい

ウィーン

手術室の扉がひらいた

俺(大智)

先生!

俺(大智)

由紀は、由紀は大丈夫なんですか?

医者

まず、とりあえず手術は無事終わりました。

医者

しかし、如月由紀さんの体内に寄生している細菌が悪さをしているため、

医者

そう長くはないでしょう

俺(大智)

細菌…?

あまりよくは覚えていないが、大きな怪我をしたときに消毒をせずに絆創膏もはらないまま、放置していたせいで

色々な細菌が体内に入ってしまい、一年という長い期間ゆっくりと由紀の体に悪さをしてきたのだという

俺が由紀に告った日、由紀は寒くもないのに手袋をしてきた。そして告白が終わったあとに別れ際由紀が一度手袋を取ったとき

俺はみてしまったんだ。由紀は手を怪我していて、皮膚の間から骨が少しだが見えていた

しかし俺は怪我の原因が俺がぶつかったせいだというのを認めたくはなく、見てみぬふりをしていた。

多分原因はそれだろう

俺(大智)

先生?

俺(大智)

由紀にあえますか?

医者

すいませんが今はご家族の方のみしか面会はできません

俺(大智)

そう、ですか

俺(大智)

じゃあ由紀の家族に連絡しますね

医者

ありがとうございます

医者

お願いします

30分後

由紀の母

大智くん!

由紀の母

由紀が入院して意識がないってどういうこと!

医者

如月由紀さんのお母様ですか?

由紀の母

はい

医者

こちらへどうぞ

由紀の母と先生が病室に入っていった

10分後

由紀の母

大智くん、連絡くれてありがとう

俺(大智)

いえ、こちらこそすいません

俺(大智)

俺が不注意だったために。

由紀の母

いえいえ、由紀はあまりたくさんは笑わない子だったんだけどね

由紀の母

大智くんの話をするときは凄く笑って楽しそうに話してたのよ

由紀の母

こっちも感謝の気持ちでいっぱいよ

2日後、由紀は帰らぬ人となった

俺はとてもとてもショックで小テストで初めて平均点以下をとってしまった。

1週間後、由紀の母から電話があり遺品を整理してくれないかと言われた。

俺(大智)

こんにちは

由紀の母

大智くん

由紀の母

ごめんね、わざわざ

俺(大智)

いえ、大丈夫です

由紀の母

なんか持って帰りたいものがあればご自由にどうぞ

俺(大智)

はい、ありがとうございます

俺は部屋の整理をしてる最中に由紀の日記を見つけた。

しかしそれを見るのは家に帰ってからにしようと思い、自分のカバンにいれ作業を続けた

由紀の私物は割と少なく2時間で終わった

そして、由紀の母に挨拶をしてから家を出た

家に帰る途中、いつもの曲がり角へよった

俺(大智)

俺が見たのは小さい子猫がダンボールの中から俺をみていた

俺はどうしても見捨てることが出来ずその子猫を家に連れて帰ると、その子猫を美紀と名付け、大事に育てることにした

俺(大智)

美紀、お腹空いたか?

猫(美紀)

にゃあ〜

俺(大智)

そうか

俺(大智)

じゃあごはんをあげるな

猫(美紀)

にゃあにゃあ

猫の美紀はとても可愛くて由紀を失ったショックを紛らわせることができた

そして一番驚いたのはどことなく美紀の顔には由紀の面影があった

そんな美紀も人間の年齢で大学生になった頃に、あの『曲がり角』で新たな旅へと出発してしまったのであった

その後は何度も俺の夢に由紀と美紀がでてきて、

由紀

さあ、改めて人生を再出発するのよ!

猫(美紀)

にゃあにゃあ

と言うのだ

しかし俺は1週間後、

あの曲がり角で交通事故にあい、俺もまた、新たな旅へと出発したのであった

謎の声

あなたはまたあの世界に戻りたいですか?

俺(大智)

え?

俺(大智)

誰?

謎の声

いいから質問にお答えなさい

謎の声

あなたはまた

俺(大智)

質問の答えはまだ分からないだ

俺(大智)

それでいいか?

謎の声

ではあなたに3時間のみ時間を与えましょう

俺(大智)

短っ!

謎の声

その間によく考え、答えを出すのですよ?

謎の声

よいですね?

俺(大智)

はいよ

俺(大智)

はあ〜、ってかここどこだよ

謎の声

3時間たちました

謎の声

どうしますか

俺(大智)

もう一度やらせてください

謎の声

わかりました

謎の声

1分後に出発します

謎の声

その間に注意事項を読んでおいてください

生まれ変わるにあたっての注意事項 ①生まれ変わる先は必ずしも人間であるとは限りません。それに関しては我慢して下さい ②精一杯与えられた人生を生きてください ③自分でその人生を勝手に終わらせた場合はもう生まれ変わることはできません。 以上

謎の声

では出発します

バン!小さな爆発音とともにおれは空へまった。意識が段々と遠のいていく

俺は目が覚めるとペットショップにいた

俺(大智)

ワン!

俺(大智)

!?

俺はどうやら犬に変わってしまったようだ。

沙紀

ねえねえお母さん、

俺(大智)

(由紀なのか?)

沙紀

この子がいいよ

沙紀

可愛いじゃん。沙紀、気に入ったよ〜!!

俺(大智)

(俺だ!大智だ!)

数時間後、俺は沙紀の家にいた

沙紀

この子は大智(だいち)って言う子にする〜

俺(大智)

ワン!(俺は大智(たいち)だ!だいちじゃない!)

沙紀

どうしたの?

沙紀

気に入ったの?良かった〜

俺(大智)

ワン!ワン!

俺(大智)

(俺はたいちだー!!)

沙紀

うるさいなあ〜。大智(たいち)ってこに似てる

俺(大智)

!?

俺(大智)

ワオ~ン!(俺のこと覚えてるのか?)

沙紀

ほんとにうるさいなあ〜

沙紀

オテ!

沙紀

おーー!教えてないのにできた!

沙紀

天才だよ、だいち〜

俺(大智)

ワン!(たいちだってば!)

俺の生活は前のやつよりもいいものになりそうだな

いつまでもあなたのもとにいるよ

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