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テラーノベル(Teller Novel)

キィ…

美羽

あ、

恭平

お、

美羽

(ペコ

恭平

なんか久しぶりやな笑

美羽

最近来てなかったかも

恭平

…あの話、

恭平

以来やな

美羽

.. そうだね

恭平

美羽

恭平

なんか、このキャラ疲れる

美羽

…え?

恭平

今まで家族にも明るく振舞ってたけど

恭平

誰かにだけはほんとの自分でいたい…。

美羽

…、

そこまで悩んでたんだ…

人の過去って、こんなに辛いものなんだ

私が恭平くんの居場所になれたら

恭平くんは少しでも楽になれるかな

美羽

じゃあ、、

美羽

私がその“誰かに”なる…。

恭平

え、いいん、?

美羽

うん、それで恭平くんが楽になれるなら。

恭平

…ありがとう。☺️

美羽

ううん。大丈夫。

美羽

あ、私さ、

美羽

恭平くんに聞きたいことあったんだよね

恭平

なに?

美羽

最近、駿佑くんとすごい仲良い人いるじゃん?

恭平

え、、

多分、昨日見た2人だろう。

美羽の声が急に小さくなって、

それほど悲しい事だったんだと思った。

美羽

その人と駿佑くんってさ…、

美羽

付き合ってたり .. するのかな、?

今ここで「うん、そうみたい。」

って言えたら、

どんなにいいだろう。

恭平

いや…、付き合ってはないと思う

恭平

そもそもその人と話したこととかないし

恭平

名前も知らない

美羽

え、そうだったの?!

美羽

その人、私と同じ名前なんだ…

美羽

ひらがなでみう

美羽

だから何となく…差感じちゃうんだよね笑

恭平

ほらやっぱり傷付けてんじゃん。

美羽に駿佑は似合わない。

恭平

じゃあさ、

恭平

悩んだり辛くなったりしたら

恭平

ここ来てよ

恭平

話聞いたる。…☺️

美羽

いいん…ですか?

恭平

もちろん、笑

そう言い放つと、

今日まで我慢してたものが溢れたのか、

美羽は泣き崩れてしまった。

俺が…、守らないと。

俺が美羽のそばにいないと。

そう強く思い、

肩を震わせながら泣きじゃくる彼女を

そっと抱きしめた。

“今日の放課後、俺の教室来て”

そう言われたのを思い出して

急いで廊下を歩いた。

美羽

ここ、だよね

ガラガラ…

美羽

失礼しまーす…

恭平

ねぇ、遅い笑

恭平

さすがに30分は悲しかった

美羽

ごめんなさい!💦

恭平

ん、ええよ

美羽

ていうかなんで呼んだんですか?

恭平

たまには屋上じゃなくて教室でもええかな〜って

美羽

なるほど笑

恭平

じゃ、俺の前の椅子座って

美羽

こ、こう?

恭平

…それじゃ話せへんやろ

恭平

なんで向こうむいてんの笑

美羽

あ、そっか笑

恭平

はい、こっち向いて

そう言い、椅子ごと動かしてきた。

美羽

美羽

なんか面談みたい笑

恭平

たしかに笑

それから色んな話をした。

プライベートのこととか、

単純に気になることだったり。

話してるとあっという間で、

いつの間にかもう30分経っていた。

恭平

うわ、結構話したな

時計に視線を当てながら言い放つ。

美羽

そろそろ帰る?

恭平

そやな

恭平

…一緒帰ろ

美羽

あ、うん、!

ガラガラ…

美羽

恭平

急にドアが開いた。

2人で驚きながら後ろを振り返ると、

駿佑

え、恭平?、と…美羽 .. ?

みう

あっ!さっちゃーん!

そこには駿佑くんと先輩がいた。

駿佑

ちょ、、なんで美羽といるん、?

恭平

なんなんほんとに。

美羽の気持ちなんてお構いなしだったくせに。

恭平

…今から話す。

恭平

美羽、

美羽

ん?

恭平

俺、今から駿佑と話すからさ

恭平

その人と帰ってて

美羽

え、? わかった…。

みう

…?

みう

じゃ、いこ!

美羽

(コク

駿佑

…で、なんで美羽とおんの?

駿佑

てか最近思ってたんやけど

駿佑

美羽と仲良くしすぎやない?

駿佑

名前で呼びあってるし…、

…は?

今更なんなん

散々美羽に見せつけといて

俺にはごちゃごちゃ言うんかよ。

恭平

いや別によくない?

恭平

仲良くなったから話してるだけやん。

駿佑

それは別にええねんけど、!

恭平

…てかさ

恭平

美羽の彼氏でもなんでもないやんな?

恭平

そんなに突っ込まない方がええと思うで

駿佑

……は?

駿佑

一応言うけど美羽が好きやから今こうして言ってんねん

恭平

…にしては、みうとかいう女と仲良くしてるらしいやん?

駿佑

っ…

駿佑

いや、それは…、

恭平

ほら、やっぱそうやん

恭平

それ見て美羽がどれだけ悲しんだか分かってんの、?

恭平

駿佑も美羽が好きなんやろ…?

恭平

なら美羽だけに向かっていけよ!

恭平

俺なら絶対そんなことせん

駿佑

……

恭平

駿佑が美羽を好きやから、気持ち抑えて応援しようと思ったのに、、

恭平

そんな半端なら遠慮しないで?

駿佑

…美羽は、、渡さんから。

恭平

、言ったな?

恭平

俺も渡さない。

ほんとはすごく不安でもある。

きっと、美羽の好きなんは駿佑やから。

俺やない。

でも今は揺らいでて、

まだ可能性はあるかもしれない。

…きっと俺のものにしてみせる。

駿佑には……、負けへんから。

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ 🤍500

私 の 初 恋 は 王 子 様 _

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コメント

5

ユーザー
ユーザー

好きすぎる♡ みっちーともきょろとも付き合って欲しい✨

ユーザー

天才すぎる!! 続き楽しみすぎる(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎

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