しづ
しづ
しづ
しづ
いふ
目の前の獣に目をつけられたときから、ぼくの運命は決まっていたのかもしれない
ぼくには昔から完全下校時刻になるまで教室で過ごすという習慣があった、
家に帰る時間をできるだけ遅くするために。
小学生の頃は遅くに帰ってきたぼくを母に心配して欲しい一心だったと思う。
けど母はぼくのことなんかちっとも見てくれなくて、
母の愛情をたっぷりと注がれている妹が羨ましいと何度も泣いた。
けどぼくにも懐いてくれる妹を嫌うことなんかできなくて、
全てから目を背けたいがためにぎりぎりまで居残りするようになった。
妹を嫌うことができたら、母を見限ることができたら、
もう生まれてから17年も経つのに未だに諦めきれない自分に失笑する。
ほとけ♀
ほとけ♀
ガラッ
いふ
あの日から放課後の教室で猫宮くんと過ごすようになった。
勉強したりただ喋ったりお互い好きなことをしたり、
付かず離れずの心地よい関係性だと思ってた。
この瞬間までは────
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
ぼくは咄嗟に机の横にかけてるかばんを取り扉まで走る。
その瞬間ガチャンという大きな音が耳に入る
それと一緒に腰に腕を回される
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
冷や汗が止まらない
動悸も早いし、頭もクラクラして気を失いそう。
いふ
いふ
とりあえず女子トイレの個室に入る
鍵を閉めちゃうとここに居ますよって教えてるも同然だからあえて閉めない
ほとけ♀
ほとけ♀
※彼女は混乱のあまり思考が正常ではありません。
ほとけ♀
ガチャッ
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ガチャッ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
遡ること1ヶ月前
下校途中にこれまた忘れ物に気づいてまろもついてきてくれたときだった。
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
忘れ物を見つけ、帰ろうと振り返るとまろは何故か教室で眠っていた稲荷さんをじっと見つめていた。
ないこ
いふ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
今まで御曹司で自分から何かを欲することのなかったまろが欲した物
できることなら叶えてやりたいが人はダメだ
「イケメン御曹司、同級生を誘拐!?」なんて記事を俺は見たくない
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
今までどこかつまらなそうな顔をしてたまろの目が輝いている。
その点に関しては良い傾向だ。
まろには1度手に入れた物は手放せないっていう特性があるけど、
大丈夫でしょ!
ないこ
ないこ
ないこ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
目が覚めると見知らぬ部屋の大きなベッドの上で猫宮くんに抱きしめられていた。
いふ
ほとけ♀
いふ
そう言った猫宮くんの手で口を覆われ思い出した。
断りきれなくて賭けをして負けて、
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
今忙しいから、あんたに構ってる暇なんてない
いふ
ほんとに、良い子ね〜母さんの誇りだわ!
私の子供はあなただけよ!
ほとけ♀
いふ
表彰状?そんなんもらって何になんの
いふ
なんであの子を産んだのかしら、ただの穀粒し
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
ほとけ♀
いふ
いふ
いふ
ほとけ♀
ほとけ♀
いふ
いふ
早く俺の手中に堕ちて?♡
end
コメント
18件
弱点を握って堕とすのめっちゃやばい(?
( ᷄ᾥ ᷅ 🫶)しづちゃんあなたとんでもないの書いたわね✨フヘヘ めっちゃ好き…ヤンデレって最高よねこのままどんどん依存 していってほs(( そして表紙のイラストもめっちゃ良い!✨ 三└(┐卍^o^)卍スキィィィィ
ふぁ…🥺🥺 意図を読み取ってくれて嬉しいよ… しづちゃんの書くヤンデレ私の理想なんです… んもう大好き🥹🫶🏻