コメント
6件
面白かったです。
. . . .
「もう一度踊ってくれませんか?」
その言葉を聞いて椛さんは目を見開いて僕を見る
椛
椛
...知ってますよ、そんなこと
なお兄
それでも、僕は...
「あの舞台に立つ貴方を見たいだけ」
なお兄
なお兄
椛
なお兄
なお兄
なお兄
なお兄
なお兄
なお兄
なお兄
なお兄
椛さんは歯を食いしばっている
なお兄
なお兄
なお兄
「踊り狂う君が見たいです」
その言葉を発した後、少しの間沈黙が続いた
少し下を向いている彼女の顔はまだ不安そうな目をしている
そして意を決したのか顔を上げた
椛
椛
ゆあんくん
椛
なお兄
なお兄
椛
ゆあんくん
そして僕達は階段を駆け下りた
________________.
. . . .
ー武道館ー
学校を抜け出した僕達は立ち入り禁止の武道館に入り込んだ
そして彼女は舞台の真ん中に立つ
椛
なお兄
貴方が舞台に立った時、貴方に勝てる人は
どこにもいないんだから
椛
なお兄
なお兄
椛さんは緊張しているのか
フーっと深呼吸を繰り返している
そして椛さんが頷いたのを確認して僕は音楽を大音量で流し始める
その瞬間、椛さんは動き出した
あぁ...
やっぱり
変わってないな...
なお兄
今時間を忘れたように踊り狂う貴方を見て僕は思わず感嘆の声を上げた
今踊る貴方の姿は3年前と変わらなくて
ゆあんくん
なお兄
僕とゆあんくんはそんな貴方から目を離さずボーッと見つめていた
曲が終盤に入ってきた
終盤だからか曲のスピードが早くなると同時に椛さんのダンスも素早くなる
そして...
♪🎶♪🎶♪🎶♪...ッ!!
音が止まった
椛さんも動きを止めて一息はいてからこちらを見る
そしてこちらへと向かってきた
椛
そう聞いてくる彼女
そんなの決まっているでしょう?
なお兄
「最高でしたよ」
椛
そう言うと彼女は安心したように笑った
僕は彼女に向けてもう一言言った
なお兄
「踊り狂う貴方が見れて良かった」
_______________.
ー End ー
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主