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短編集(KnightA。

第30話 - 僕にとってのはっぴーえんど。

306

2023年05月07日

#タグなし

#knightA-騎士A-

#ゆきむら。

あまみや。

先生

お前さ

先生

何が出来るの？

しゆん

......

先生

誰でも出来るような事をさ、

先生

なんで、お前は出来ないんだよ

しゆん

.....

好きで出来てないんじゃない、努力だってしてるのに、。

先生

明日までにこの課題やってこい

しゆん

え？

先生

やれるよな？

しゆん

......はい

先生

もう、帰れ

しゆん

....失礼しました。

しゆん

.....

てると

...君、どうしたの？

しゆん

....俺？

てると

そうだよ？

てると

君、なんで泣いてるの？

しゆん

泣いてるｯ....？

てると

うん。

しゆん

....俺ｯ...ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

俺は、分かっていたんだ自分が何も出来ないこと邪魔な存在なこと注意力が欠けていること嫌なことから逃げていること努力を言い訳に全てやろうとしなかったんだ。

てると

ゆっくりで大丈夫だよ。

この人に、打ち明けたところで何が変わるんだろう。

しゆん

俺ｯ....帰ります。

しゆん

....今日の事は忘れてくださいｯ

てると

あ...駄目ｯ

しゆん

.....

しゆん

もう迷惑かけちゃ駄目なんだｯ

しゆん

もう、終わらそう...

しゆん

こんな人生ｯ...

しゆん

.....

親

しゆんこっち来い

しゆん

......はい

しゆん

来ました....

親

今日学校から連絡があったわ

親

お宅の子は何も出来ないってね、

しゆん

....ｯ

親

恥を晒すな

親

なんで、お前は普通じゃないんだよ

親

死ねｯﾎﾞｺｯﾎﾞｺｯ

しゆん

ｯ......

親

....ここで死ね

はｯ？包丁とか、聞いてないｯ

しゆん

いやｯ.....

俺は刺されると思って目を瞑った。でも、 10秒たっても刺される感覚は無く瞑っていた目をあけた。

しゆん

.....は？

目の前には、親が倒れていた。怪我は、してないようだけど急に倒れた理由が俺には、分からなかった。

しゆん

....いい機会だし

しゆん

ここで、自害するか、

普通なら怖がるのだろうけど、俺は、その逆で喜んだ。やっとこの世から開放される小言に悩むことも怒られることも怒らせることも無くなる。そう考えれば俺も、周りもみんなパッピーエンドで終わる。最後に、話したい人も居ない俺は、誰にも悲しまれないきっと、数日したらみんな俺を忘れて普通の生活に戻るんだろうな笑さよなら僕の人生ｯ...

てると

....嘘だｯ

てると

また...救えなかったｯ....

てると

...あともう1回....

てると

救えるまで...ループしなきゃ...

てると

....しゆんは、独りじゃない。

てると

...僕が居るのにｯ...