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MIKU
MIKU
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土曜日の夜
今日はせっかくの休みの日なのにりうらはずっとひとりぼっち
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奴は仕事があるんだと
休みの日くらいは一日中一緒にいたかったな
いつも仕事に行っていて帰ってきたらすぐりうらにくっついて来る
口では鬱陶しいなどとさんざん言ってるが内心はすっごい嬉しい
なんなら毎日のちょっとした楽しみにもなっている
でもまろの前だとつい、きつい口調になったり、 思ってもないことを言ってしまう
早くまろにぎゅってしてもらいたいな、なんて思いながら ふとスマホの時計を見る
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今日はいつもより少し遅いようだ
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りうらの頭の中は 寂しい でいっぱいだった
ガチャッ
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うとうとしていたらドアが開く音がした
時計を見ると短い針が11を指していた
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まろの髪と服が乱れていて急いで帰って来たことがわかった
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違う、そうじゃない、おかえりって言いたいのに、 お疲れ様って言ってあげたいのに、まろに強くあたってしまった
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まろがこっちに近づいてくる。 やっぱり強く当たりすぎちゃったかな、怒らせちゃったか
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自分より一回り大きい体に包みこまれる
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まろにハグされると、謎の安心感があってすごく心地が良い
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本当はずっとこのままでもいいけど
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普段言い慣れてない言葉に恥ずかしくなる
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まさかりうらからキスしてくると思っていなかった為か 少し頬が赤く動揺しているのがわかった
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もっと素直になれればいいのにな
自分でもそう思う
でも、まろはそんなりうらを理解してくれていて
りうらを好きでいてくれる
よくからかわれたり、イジられたりするけど、 そんなところも含めて大好きだ
こんな事直接本人には言えないけどね
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end
コメント
2件
ありがとうございます! めっちゃ好きです💕