テラーノベル
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此処はベルリンの司令室。
コンクリートの壁を、外からの激しい砲撃が揺らす。
ナチスの手のなかで、1枚の緊急電報が くしゃっと音を立てた。
そこに書かれていたのは、あまりにも非情な、 『イタリア王国降伏』の事実だった。
ナチス
喉の奥から、掠れた声が漏れ出る。
なんで…??どうして……???
世界中を敵に回してでも、あいつだけは、あの陽気で少し頼りない相棒だけは、最期まで隣に居てくれると信じていた。
……いや、信じたかった。
裏切られた…??、
イタ王に…??
ナチス
頭が痛い
吐き気がする
かんがえたくないなんて思ってもかんがえてしまう本能が嫌になる。
両手で頭を抱え、現実を拒絶するように頭を横に振る。
けれど、限界を迎えた脳裏に、終わりの足音が残酷に響く
全ては幻。
約束も
未来も
全部消えた。
何もかもが、もう手遅れ。
その瞬間、彼の中でパチンッと何かかが千切れた音がした。
ナチス
目からは大粒の涙が溢れ、頬を濡らしている。
それなのに、彼の口元は狂気的な笑みを浮かべていた。
悲しいのかなんなのかなんて、もう自分でも分からない。
感情のキャパシティを完全に超えた脳が、絶望のあまりにバグを起こしていた。
ナチス
自分が何をしたいのか、何がしたかったのか
ナチは懐から一丁の黒い拳銃を取り出した。
冷たい銃口を、自らのこめかみへと躊踏なく押し当てる。
いろんなかんじょうがごちゃまぜになって、なみだとともにしたたっておちた。
ナチス
引き金にかけられた指に、ゆっくりと力がこもっていく
爆撃の音をかき消すような、 ひときわ高い乾いた銃声が、地下壕に虚しく響き渡った。
#ざつだん
自由帳🎨🇯🇵
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コメント
2件
ナチー!!!! ...最後のお前ってもしかして...