好きの色違い。

※ 腐 ※ hrut 今までのhrさんside

｜ 幼少期 ｜

ある日、1人で遊んでる 男の子に目がいった。

気付いた時には男の子に 話しかけていた。

その男の子が「いいよ」と、あまりに可愛い笑顔で言うもんだから、俺はその笑顔に釘付けになってしまった。

きっとこの時、初めての”恋”というものに落ちてしまったのだろう。

｜ 中学生時代 ｜

中学生の頃、初めて告白された。

しかも学年一の美女、とか 言われてる人。

だけど俺にはなんの魅力も 感じられなかった。

きっと、好きな人がいたからかな

ｶｻｯ

微かに音がした

一瞬でも嫉妬してくれたかもって思った俺が馬鹿だった うたが嫉妬するわけないだろ、付き合ってるわけでもないのに。

これは嘘じゃない

うたは ” 恋愛的 ”に好き だけど。

「 俺も 」＿＿うたも。

だといいな、

だけど、うたが言っているのは 俺と一緒の好きじゃない。

うたは俺を ”幼馴染” としか 見ていない。

｜ 現在 ｜

うたがぼーっとしてたから どうしたのかと聞くと、どうやら 昔のことを思い出していたらしい。

うたなら覚えているかも そう思って言ってみる。

...あれ、なんか予想外の反応。

嘘、もしかして覚えてるの俺だけ！？

俺にとっては ”好きな人” と 初めて会った場所だけどな

”好きな人” .....

危ない。もう少しで ”好きだ” と 言ってしまうところだった。

でも...ここでこの関係を崩すわけにはいかないんだよな...

ニヤつきながら質問してみる

と、こむぎをちらちら見ながら ゆーまが言う。

ゆーまの反応面白っw

こむぎのあの笑顔、絶対ゆーまが隠したがってたの分かってただろ。

こりゃモテるな

ゆーまが照れながら怒ってくる。

なるほど、こむぎはこういう系が 好きなのか。

この2人の事応援してるけど、 イチャイチャしててムカつくから 早く教室行こ。

𝖭𝖤𝖷𝖳 ➝ # 𝟧.

一旦区切らせていただきます。