私が今いる場所は勿論、 言葉や文字が通じるのか
幸い、文字が書いてありそうな物は ありますし……
私は近くにあった本を手に取り、 ページを開いた
何といいましょうか
読めないけれど頭の中に私が知っている文字に変換されて読める、 という感じですかね?
紙とペンを手繰り寄せ、文字を書く
私が書いた文字が、 この世界の文字として見える
読めるかどうかと手に取った本には 国全土の事が書かれている
法や、何が有名とか 観光スポットの様な事まで
一通り読んで、分かった事がある
この国は昔厄災が起こった
川は荒れ、山は崩れ、海に呑み込まれ
様々なものを失った
人口に至っては半分以上いなくなった
そんな明日も未来も希望も 無くなった時、魔女と呼ばれる 不思議な力を持った人が現れたらしい
魔女は人々に食べ物や住む場所、そして明日を生きる希望を分け与えたらしい
その魔女のおかげで人々を お先真っ暗な人生から救ったらしい
だが
そんな考えをした人がいた
一度口にしてしまえば、 みなそう思ってしまい
『そうだ!!』
『夫を返して!!』
救いの手を差し出した魔女に向かって 石を投げ、人々は糾弾した
それ以来魔女はよく思われず、 魔女狩りが始まった
『魔女は災いの元だ!!』
『魔女を処刑すれば、 2度と厄災は起こらない!!』
その考えは今でも古く残っている
コメント
7件
コメント失礼します! とても面白い小説ですね!! 転生系好みなので大好きです🫶 更新待ってます
おいおい村人?たち…カスすぎやしませんかねぇ?! あと登場したこの子カワ(・∀・)イイ!!