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コツ…コツ…コツ
自身の足音だけが厚い石塀に反響する夜、 辺りは溶けいるように静かで、響く足音が 夜の静けさを一層引き立たせていた。
カツーン…カツーン…カツーン
突然、明らかに自分のものではない足音が響いた。
帰る方向が同じなのだろう、 僕は気にもとめずにそのまま歩き出す。
しかし、いつまで経ってもその足音は 消えることはなかった。
ずっと、同じ距離で、同じ歩幅で、 付いてくるのである。
なんだか気味が悪くなって、 背中にじっとりと嫌な汗をかく。
ペタリと張り付いたシャツと 額に滲む冷や汗を感じながら
僕は少し早めに歩き出した
コツコツコツコツ
カツカツカツカツ
やはり、ついてきている。
足音は同じように少し間を 短くして付いてきた。
一気に血の気が引いた。
どうしよう、今助けを呼べる人はいない
それに、僕自身は運動自体はできるものの 喧嘩なんてしたことがない。 それ以前に、超ド級のビビりである。
額には既にぶわっと汗が吹きでていた。
胸の奥から湧き上がる不安と恐怖に 心臓が胸を突き破りそうな速さで鼓動し、 息が詰まるような感覚に陥る。
安倍 晴明
焦りで思考力のにぶった頭を 必死に働かせた。
タッタッタッタッタッ
安倍 晴明
そうだ、逃げ足なら早い。
きっと逃げ切れる。
タッタッタッタッタッ
だが、音の主も諦めなかった。
家も通り過ぎ、それでも必死に走り続ける
しかし、人影と足音がいくら走ろうと 追いかけてくるのだ。
タッタッタッタッタッ
タッ……………
突然、足音が止んだ。
やっと、諦めてくれたんだ。
ほっと息をつく。
さぁ今のうちに家に帰ろうと、 また走り出したその時だった。
背後から、生暖かい手が 肩に触れる感覚がした。
全身に衝撃が走り、恐怖で体が強ばる。
安倍 晴明
喉の奥で酸っぱい胃液の味がして、 チクチクと 針に刺されるような痛みを感じた。
足を震わせながらも、息を飲み ゆっくりと後ろを振り返る。
そこには___
安倍 晴明
自分の叫び声と共に、飛び起きる。
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
荒くなった息を整えながら、 先程までの出来事が 夢だったことを理解し、安堵する。
安倍 晴明
安倍 晴明
未だにバクバクと早鐘のように 打っている心臓に手を当てて、 改めて夢の内容を思い出す。
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
まだ人がまばらにしか居ない 見慣れぬ職員室に入り
既に座っていた、 見慣れた友人に声をかけた。
安倍 晴明
秦中 飯綱
秦中 飯綱
安倍 晴明
安倍 晴明
秦中 飯綱
秦中 飯綱
安倍 晴明
秦中 飯綱
ジトーっと意味ありげにこちらを 見つめてくる瞳に目を逸らしまくりながら
自覚のある点を突かれ、 小さく呻き声をあげる。
安倍 晴明
安倍 晴明
秦中 飯綱
秦中 飯綱
安倍 晴明
秦中 飯綱
安倍 晴明
秦中 飯綱
神酒 凛太郎
秦中 飯綱
いつの間にやら来ていたらしい親友が 目の前で華麗に アイアン・クローを決めている。
秦中 飯綱
そんな姿を微笑ましく見ていると、 凛太郎くんはいきなりこちらに牙を向いた
神酒 凛太郎
理不尽な暴力に 僕は凛太郎くんに泣きついた。
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
生徒たちに顔面がめり込んだ 経緯を話す。
入道 連助
泥田 耕太郎
2人は心底呆れた様子で 苦笑いをうかべる。
佐野 命
ニコニコしながら迷いもなく ビンタである。
安倍 晴明
佐野 命
安倍 晴明
狸塚 豆吉
狸塚 豆吉
安倍 晴明
安倍 晴明
座敷 紅子
安倍 晴明
座敷 紅子
安倍 晴明
座敷 紅子
安倍 晴明
そんなこんな話しているうち、どんどん わらわらと、教卓の周りに生徒たちが 集まってくるのを気配で感じる。
見えないけど。
柳田
安倍 晴明
安倍 晴明
泥田 耕太郎
入道 連助
佐野 命
桃山 菜摘
柳田
桃山さんが髪の毛で捉えてくれたのだろう 薬をかけられることは何とか回避した
しかしギャーギャーと薬について 騒いでいたためか隣のクラスからお叱りを 受けてしまった。
黒板の穴から。
秦中 飯綱
秦中 飯綱
秦中 飯綱
秦中 飯綱
秦中 飯綱
安倍 晴明
秦中 飯綱
秦中 飯綱
秦中 飯綱
入道 連助
入道 連助
安倍 晴明
泥田 耕太郎
入道 連助
入道 連助
狢 八雲
入道 連助
狢 八雲
入道 連助
歌川 国子
歌川 国子
安倍 晴明
参組
安倍 晴明
安倍 晴明
一日の業務をほとんど終え、 ようやく一息つき体を伸ばしていると
同じく業務を終えたらしい凛太郎くんが 声をかけてきた。
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
いつもお互いの家で一緒にご飯を食べる 僕たちは、今日の晩御飯について話し合う
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
玄関のドアをガチャリと明け
凛太郎くんを家へ招待する
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
安倍 晴明
帰り道の途中かったマンドラプリンを 冷蔵庫で冷やしておく。
安倍 晴明
安倍 晴明
早速食べ始めようと手を合わせたその時
プルルルルルル……プルルルルルル
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
もしもしと電話主に話しかけてみるも、 応答はない
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
安倍 晴明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
翌日
ピチチ……
鳥のさえずりに目を覚ます
安倍 晴明
安倍 晴明
平日の朝6時とは思えないテンションで 起き上がると
そそくさと着替えを始める。
安倍 晴明
安倍 晴明
ガサゴソとタンスを漁っていると
タンスの隙間に何かがあるのを見つけた
安倍 晴明
安倍 晴明
不思議に思いながらそれを手に取る。
安倍 晴明
安倍 晴明
きらりと黒い小さな塊が少し光った。
安倍 晴明
安倍 晴明
自分の部屋に見知らぬカメラが隠すように 置かれていた。
考えつくことはひとつである。
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
コツンッ……
衝撃で、カメラをてから滑らせてしまった
自分をストーカーしている人がいる?? なんとも言えない気持ち悪さと、恐怖で とにかく部屋から出たくなった僕は
急いで着替えを済ませ、すぐに 凛太郎くんの部屋に逃げ込んだ。
ピーンポーン
ピーンポーン
ピーンポーン
ピンポンピンポンピンポン
安倍 晴明
ピーンポーン
どんどんっ
ピンポンピンポンピーンポーン
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
恐怖で上手く話せない僕を落ち着かせて 凛太郎くんは家に入れてくれた。
それになぜだかすごく安心感を覚えて 涙がこぼれたのは凛太郎くんには内緒
見ていないうちに涙を拭き取り、 説明リベンジである。
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
安倍 晴明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 晴明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
神酒 凛太郎
秦中 飯綱
秦中 飯綱
安倍 晴明
秦中 飯綱
秦中 飯綱
安倍 晴明
高橋 明
秦中 飯綱
秦中 飯綱
高橋 明
安倍 晴明
神酒 凛太郎
高橋 明
高橋 明
安倍 晴明
高橋 明
高橋 明
秦中 飯綱
神酒 凛太郎
高橋 明
安倍 晴明
安倍 晴明
神酒 凛太郎
……というわけで、帰り道、 警察署に来ました。
山崎 誠
安倍 晴明
山崎 誠
安倍 晴明
山崎 誠
山崎 誠
山崎 誠
安倍 晴明
神酒 凛太郎
安倍 晴明
なんの成果もないまま、その日は帰った。