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更衣室で持参していた ジャージに着替え 背中の濡れた制服を片手に 生徒指導室へ行けば 耳に入ったのは
教師
と言う呆れた教師の言葉だった
朋莉
教師
朋莉
教師
朋莉
頭が真っ白になった… 奨学金支給を考えるはつまり 奨学金が無くなるという事
そうなれば必然的に中退せざる負えないということだ
朋莉
教師
先生はそう言うと教室に戻るよう言い生徒指導室を追い出すように 廊下へ出された
朋莉
放心にも近い状態で教室にフラフラと歩みを進めれば教室前で手元に制服がないことに気づいたが不思議と 探しに戻ろうとは全く思わなかった
その後の授業は何も頭に入ってこず ただなぜ自分がこんな目に 遭わなくてはいけないのだろうと ずっと考えていた
そんな時自分の鳩尾付近に 強い衝撃が襲った
前を見れば 朝の女生徒とその取り巻きが ニヤニヤと笑い 拳一つ分ほどの空間の空いていた机は 私の鳩尾付近にくっついていた
女生徒
机の縁にかけられた女生徒の足を見て 彼女が机を蹴ったのは 容易に予測が出来た
朋莉
女生徒
朋莉
女生徒
朋莉
女生徒
朋莉
女生徒
朋莉
女生徒
もう一度机を蹴られ痛みに耐えながら 女生徒とその取り巻きの背中を見送り 一息ついてから保健室へ向かった
お腹には思った以上にくっきりと一本の青痣が出来上がり 保険医の指示のもと昼休み終了直後 帰路につかされた
着きたくもない帰路に着き 重い足取りで家の前で足が止まった
帰ってもきっとお母さんに 色々言われるだけ… でもこの時間に歩き回ってたら きっと補導される
朋莉
お母さん
朋莉
お母さん
口をつむぎ自分の心と伝えたい言葉を 飲み込めば不思議と母親の声が 遠く感じられた。
がその直後太ももに痛みが走る
お母さん
目の前で声を荒らげる母の手元には ベルトが握られており、 それで叩かれた事を理解するのに 時間はかからなかった
朋莉
お母さん
何度もムチのように振り下ろされる ベルトの痛みに耐え どのくらい経っただろうか?
もう痛みの感覚も麻痺して ただ放心していたんだと思う。
ただ目の前の女性は 一人でなにか叫んでいたのだけは 理解でした。