追憶 樹
俺の幼馴染は、世界で一番可愛い
笑顔も、泣き顔も怒った顔も
全部可愛くて愛しいんだ
あの時が高校生だったから10年も片思いしていた。
ダサいよな、普通に考えて、10年も一緒にいて告白できないとか
でも、なかなか勇気が出ない。なぜならその好きな人が同性で男だから。しかも昔は15年も一緒にいる大切な幼馴染だったから
でもあの日、勇気を出した
だからもう今は幼馴染じゃない
そしてここからは昔の俺とあいつが愛を紡ぐ物語になる
樹
あ、おーい!そこの双子共ー!
零
…げ
圭
あ、樹!
テクテク
樹
おはよ
圭
ん、おはよ〜
樹
(可愛すぎるやばいやばい)
零
…あのさ、君達知ってる?
圭
え?
樹
何が?
零
俺達遅刻してんだよねー!!走れよ!!
零
歩いている場合か?おいおい!冗談じゃない!
圭
え、俺遅刻してんの…?
樹
いやんなわけ……ちょっと待ってwwガチや(真剣)
圭
急にトーン下がんなボケ!
零
てか俺こんな大きな声出せたんだな
圭
は?いつもだろこの暴君め
零
うっせ黙れ!
樹
てかあと何分で着く?
圭
あと5分。歩いていけば13分かな
零
なんでわかんの?
樹
よし、これからは黙って走っていくぞ!
圭
うぉー
零
うぃー
……ちなみに、零はこの二人には当たり強めです。
キーンコーンカーンコーン
3分後
樹
あーギリセーフ!
零
…はぁ、
圭
やったぜ
先生1
いや普通に3分遅刻だ
樹
あー、マジか……これが現実か、
零
いや、普通に門閉められてたからわかったでしょ
圭
えー、そこをなんとかー
樹
コラ、すみませんして?(頬膨らませてる可愛いてか愛しい)
零
……すみませんウチの馬鹿が
圭
…すみませーん
先生1
まあ席座れって
先生1
一応心配したんだからな
樹
え?一応…?
零
……?
圭
あーあ、本性でちゃったねーせんせー(笑)
モブ1
お前ら毎日面白すぎな?笑
モブ2
ホントに笑
樹
マジ焦ったわー
モブ1
いや遅刻してるんだって(笑)
圭
走るの疲れたー
モブ2
朝からお疲れさん
零
……疲れた
圭
俺の方が疲れた!
零
はいはいそーですねー(棒)
圭
んむぅ
樹
(え、今んむぅって言った?可愛い)
飛ばして帰り道です
樹
あー、今日は一日災難だったなー
圭
そーだなーwてか零は?
樹
先帰るわって帰ってったw
圭
あいつ自由人すぎだろw
樹
お前もなwてかさ、明後日俺ん家泊まれない?金曜だし土曜も泊まれてお得だから
圭
いいよ、零も誘っとくわ!
樹
いや、二人がいいんだけど
圭
あ、そう?わかった
樹
(よしっ!2泊3日お泊まりゲット!てか二人きりか)
圭
てか、お前ん家行っても止まってるって実感わかないんだよね
樹
え、なぜ?
圭
だって家隣だろ!?気をつけて行ってらっしゃいの距離じゃねえからさ!
樹
確かにwでも近くでよかっただろ?俺いるし
圭
…うん
樹
はは、やっぱな?(いや、うんって言った!?撮っとけば良かった、俺マジでクソ)
圭
じゃあ、また明日
樹
うん、また明日
追憶 圭
俺は双子で生まれた
あの頃を思い出してもやっぱり兄と弟、逆だったかもしれない
俺が持っているものは、あいつも持っているし、俺が持っていないものも、あいつは持っていた
でも、そんな俺でも愛してくれる幼馴染がいた
あの時、幼馴染と一緒にいてよかった
そして今では、大切な……
ここからは俺が青春を謳歌する物語になる






