ユータ
魂って体のどこにあるんだろう?
モミ
哲学的な質問ですね
ユータ
答えがあるかな?
モミ
魂の定義に依ります
ユータ
定義ができるかな
ユータ
できないから困っているんじゃない?
モミ
困っているのでしょうか?
ユータ
困っているんだよ
モミ
そうですか
モミ
どう困っているのですか?
ユータ
魂のようなものがある気がするのだけれど、
ユータ
どこにあるかは誰もわかっていない
ユータ
それがなんていうか、
ユータ
気持ちが悪い
モミ
科学技術が魂について解明できていないとも考えられますが、
モミ
答えのない問題かもしれません
ユータ
だとしたら、どうやって納得したら良い?
モミ
好きなように解釈されたらよろしいかと
ユータ
それができないから困っているんだよ
モミ
困ったものですね
ユータ
モミさんはどう解釈している?
モミ
どうも
モミ
強いて言えば、本能的な行動原理のようなものでしょうか
ユータ
どういうこと?
モミ
例えば、雪山に遭難したとしましょうか
ユータ
うん
モミ
どう思われましょうか?
ユータ
生きて帰ろうと思うね
モミ
そう、それは本能的なものでしょう?
ユータ
そうだろうね
モミ
生きている間は何かしらの行動を取り続けるものです
モミ
その生命活動に魂という抽象的な概念を感じるのです
モミ
要するに咄嗟のときに無意識下でとる行動パターンのその人らしさみたいなもの
ユータ
芸術家がどうしても絵を描いてしまうみたいな?
モミ
レヴェルはありますが、そういうことなのでしょう
ユータ
ふーん、なるほどね
モミ
もう少し言うと遺伝子的に規定された固有の行動パターンですね
モミ
つまり、遺伝子が魂を形作るとも言えるかも
ユータ
へぇ、そうなんだ
モミ
その程度に解釈してます
モミ
私の場合は、何もないときに計算してしまいます
ユータ
どんなこと?
モミ
本当にどうでも良いことですね
モミ
月の軌道とか
モミ
アルゴリズムの改良とか
モミ
数字の素因数分解とか
モミ
そのときに思いついたことについてです
ユータ
変わっているな
モミ
固有のパターンがありますからね
モミ
個人差があると考えればよろしいかと
ユータ
自分が無意識に何をしようとしているか、か
モミ
自身を観察されてみるのもよろしいかと