涼
バイト始めようかな…
柚子
え、急に?
柚子
でもうちの学校バイト禁止じゃん?
柚子
そもそももうすぐ期末テストだよ?
涼
そうなんだけど…
涼
もうすぐ玲の誕生日なんですよ
柚子
あ〜…そっかそっか
涼
だから何かプレゼントをしたくて…
柚子
へぇ…
柚子
いいじゃん!
涼
何か良いバイト…
涼
そんでもって近場じゃない所…
涼
あっ、そうだ
数日後、私は2駅先にあるコーヒー店でバイトをする事になった
涼
いらっしゃいませー!
愛衣
元気だねー涼ちゃん
涼
お、愛衣
涼
おかえり
愛衣
ただいまー
愛衣の実家だから直ぐに雇って貰えた
愛衣
涼ちゃん
涼
ん?
愛衣
玲ちゃんとえっちした?
涼
ぶふっ…!!
涼
ゲホッ…ゲホッ…
涼
中学生が何言ってんだ!
愛衣
えー?中学生でもしてる人してるよ〜?
涼
そ…そうなの…?
愛衣
最近の子って進んでるからねぇ〜
愛衣
…私で予行練習する?
涼
しません
涼
ほら、早く勉強してきなさいな
愛衣
はいはい〜…
愛衣
あ、涼ちゃん家行こっかな
涼
え?
愛衣
玲ちゃんに勉強教えてもらおっかな〜
涼
あー…
涼
……
愛衣
ふふふ、今度いくね
涼
うん、連絡してから来なよ
愛衣
は〜い
涼
何がいいんだろう…
涼
指輪は…
涼
いや流石に重いか…?
涼
ネックレスとか…
涼
ピアス…はダメか
涼
……お…お揃いとか…怒るかな…
ガチャッ
ドアを開けると目の前に玲が仁王立ちで立っていた
涼
!?
玲
最近帰りが遅いようだけど
玲
一体、何処で、何をしているの
涼
え…えーーっと…
涼
べ…勉強!!
玲
……
涼
図書館で勉強しててさ…
玲
………そう
玲
でも、あまり遅くなるのは関心しないわ
涼
うん、気をつけるね
玲
……あまり心配させないで
涼
キュンッ
涼
……好きです…
玲
な…なに…もう…
顔を赤くしながら玲は部屋へと戻って行った
涼
(〜〜……頑張れちゃうよそんなの見たら…)
涼
(テスト20位…それもやってみようかな…)
密かに色々とやる気が溢れていた涼だった