キーンコーンカーンコーン
2年生最後のテストが終了した
柚子
ひゃー難かった〜!
柚子
涼〜…
涼
…オワッタ…オワッタヨ…
柚子
し…死にかけ…?!
涼
ワタシ…ガンバッタ…
柚子
お…おう!そうだな、頑張った!!
柚子
おい、死ぬな!
涼
……ちょっと…寝る…
柚子
そ…そうなの?
柚子
お…おやすみ…
涼
………
柚子
はやっ!……
柚子
ま、よく頑張ったよ…
??
涼
??
起きなさい
涼
(…ああ…なんか…呼ばれてる…)
??
もう校内には貴女だけなのよ
??
帰るわよ
涼
(…プレゼント買わなきゃ…なにがいいんだろ…)
??
涼!!
涼
はっ…!!
玲
起きなさい
涼
起きました…
玲
何してるの…もう…
玲
テストが終わったからって気抜きすぎよ
涼
ははは…
涼
んんーっ…
涼
疲れたぁ…
玲
………
涼
んじゃ、帰るか〜
ガタッ
荷物を持って立ち上がると玲がただずっとこちらを見ていた
涼
……?
涼
どした?
玲
……………
玲
……ねぇ、涼
涼
はい…?
トンっと頭を私の胸に預けてきた
玲
……
涼
え…な…
涼
どうした…?!
涼
どこか体調が…
玲
……ばか
涼
……へ?
涼
どうゆう…
玲が軽く背伸びをした
玲
ん……
涼
!!っ…
玲
は……ん…
涼
ん…っ…
玲の腰に手を回し、しばらくお預けだった分を取り返すように何回もキスをした
涼
っ…は…
玲
ん……
涼
……れ…玲…
涼
校内はダメって…
玲
……ずっと我慢してたの…
玲
貴女がいないベッドがどれだけ広かったか…
玲
寒かったか…
玲
……寂しかったわ
涼
ンン''ッ
いつもはあまり素直にならない玲が思いっきり素直になった衝撃に私は必死に理性を抑えていた
涼
ごめんね
涼
もう、寂しい思いはさせないから
玲
……
涼
……帰ろっか
玲
うん…
玲
……
涼
(ちょい拗ねか…?)
玲
……それで、手応えはどうだったの
玲
テスト
涼
…おお、そりゃもうばっちり!
玲
…そう
玲
…これで順位が50位以内なかったら殺すわよ
涼
は…ハイ…
相当寂しかったのだろう… でもそれが愛おしい
涼
(テスト終わったし、後はプレゼントだけ…)
涼
……
涼
(やっぱり身につけるものがいいな…)