コメント
2件
ブクマ失礼します!
紫くんのポジが完全にお母さんで可愛い、w
桃
紫
赤
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黄
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ピピピピッ、と何度も鳴り続ける アラームをなんとか止め、時刻を スマホで確認する。
桃
“6:40”
「嘘だろ...」と思わず声を上げる。
なぜなら、俺が最初にかけた アラームは5:30で、 1時間以上鳴り続けていたのに 気づかなかったことになるからだ。
とりあえず先に弁当を作ろうと考え、 勢いよく立ち上がる。
桃
その瞬間、一気に視界が歪んだ。
ひどい眩暈と多少の吐き気も感じる。
急に立ち上がったからだろう、と 考えた俺は、少し座って 目を閉じてから、ゆっくりと 立ち上がった。
まだ症状はあったが、先ほどよりは 酷くなかったので、そのまま リビングへと向かった。
紫
桃
桃
桃
紫
紫
紫
桃
紫
紫
桃
紫
紫
桃
そんな会話をしていると 紫ーくんの奥に黄色の髪が揺れた。
黄
桃
紫
紫
黄
桃
紫
紫
桃
紫
そう言って紫ーくんは俺を ソファーへと誘導する。
紫
桃
なぜだろう。
全てを見抜かれている気がするのは。
...ま、いっか。
橙
赤
青
桃
個性ありすぎだろ、といつもの ことながら突っ込みたくなる。
紫
紫
紫
紫ーくんの忙しく動く姿を見て、 助けようと思うが、体が うまく動かない。
でも...なんとかして...
紫
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紫
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桃
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青
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紫
紫
桃
俺は紫ーくんの圧に負けてとりあえず 首を縦に振ってしまった。
紫
紫
赤/橙/黄/青
それぞれ準備に向かう弟たちを 眺めながら、俺はまた ソファーに倒れ込んだ。
桃
目を覚ますと、食器を洗う 紫ーくんの姿が目に入った。
紫
紫
正直、吐き気もするしまだ 体調は優れないが、紫ーくんだけに 任せ続けるわけにもな...
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紫
桃
紫
紫
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紫
「すぐ無理すんだから...」などと ぶつぶつ呟きながら 体温計を持ってくる紫ーくん。
紫
桃
紫
桃
とりあえず職場に連絡はしないと... なんてことは紫ーくんに 言えるはずもない。
紫
桃
紫
桃
正直そう考えていたところもある...
なんでわかるんだ...
桃
紫
疑うような冷たい視線を浴びる。
桃
紫
桃
自分の部屋に戻ろうと ソファーから立ち上がる。
桃
この目眩はなんなんだ...
自分の体調に悪態をつきながら 部屋へと戻った。
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
電話を切ろうとすると 突然手に持っていた スマホを奪われた。
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紫
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紫
鏡...
忙しくて見れてないな...
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桃
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紫
紫
紫
紫
紫
紫
桃
ずっと頑張ってきた。
親がいなくなって、 みんなを育てないといけない、って
俺がその分を埋めなくちゃ、って
ずっとずっと、頑張ってきた。
寂しくないように。
辛くないように。
自分を捨ててでも、みんなを 守るために、必死に生きてきた。
今紫ーくんと話すこの瞬間まで、 もっと自分が頑張るべきだと、 そう思っていた。
でも...言われてみれば確かにそうだ。
気づけば、必死に育ててきた弟は 大学生になっていた。
一番下の青でも、来年は中学生。
少しくらい頼らせてもらっても 良い年齢になっている。
そして、その必死に育ててきた 弟たちは、今の生活に 幸せを感じてくれている。
弟のために生きてきた身として、 これほど嬉しいことはない。
桃
桃
紫
桃
桃
桃
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紫
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桃
桃
桃
桃
桃
桃
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紫
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紫
紫
桃
桃
紫ーくんの一言に安心したのか、 今まで溜め込んでいた咳やら何やらの 数々が止まらなくなった。
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桃
紫
紫
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紫
すぐ近くにベッドがあって良かった。
こんな細身の紫ーくんに 俺の体は預けられない。
桃
桃
紫
紫
昔は看病する側だったのにな...、笑
それにしても気持ち悪い...
目眩が止まらない...
桃
ああ...ダメだ、吐けない...
久しぶりというか あんまり吐かないから怖いんだよ...
紫
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紫
紫ーくんはそう言うと俺の胃の辺りに 拳を当て、思い切り押した。
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紫
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大きくなったな...
紫
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桃
無事病院に辿り着き、 すぐに診察を受けた俺は、なんと 入院までする羽目になってしまった。
診断は過労で、栄養失調にも なりかけてるから、入院も選べると 言われたらしく、
俺は帰るって言ったのに、紫ーくんが 無理に休ませる環境を、って言って...
入院です...
桃
紫
桃
紫
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紫
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と言いかけた瞬間、扉が開いた。
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青
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赤
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ちょっくら 入院生活も楽しみますか、笑
弟たちのおかげで、俺は 少しの休息の幸せさえ忘れてたことに ようやく気づけた。
やっぱり俺にはみんなが 必要なんだな、って再確認する きっかけをくれた、
そんなみんなのことが、大好きだよ。
『少しの休息』