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俺は昔人見知りだった
誰と話すにしてもオドオドしていて
声を出さずに首や手を動かすだけ
そんな俺に率先して声をかけてくる奴なんているわけもなく
ただ一人孤立していた
そんな、誰からも好かれないような俺は
ある日母さんとドライブに行った
とても楽しいという感覚で埋め尽くされた
初めてだったドライブなんて
だが、その楽しい時間はあっという間に過ぎ去った_
次の瞬間俺は全身が強張るのを感じた
全身が痛い、苦しい、誰か…誰か助けて
そんな感覚に俺は陥った
そう_
車が横転したのだ
純(幼)
純(幼)
そこで俺の意識が途絶えた
純(幼)
起きればそこは見知らぬ天井だった
そして声をかけられた
看護師
看護師
純(幼)
看護師
医者
医者
医者
医者
ないかもしれない
純(幼)
初めて俺が親族以外に声を出した時だった
そして、その瞬間俺の頭の中は「?」で埋め尽くされた
言っている意味が分からない
なに?分からない、ナニもわからない
そして、ふと俺は母さんの口癖を思い出した
母
純(幼)
母
純(幼)
母
母
母
純(幼)
母
母
純(幼)
母
母
母
母
母
純(幼)
母
純(幼)
純(幼)
純(幼)
〜 数十年後 〜
先生
純
先生
クラスメイト
純
純
純
母さん待っててね…
絶対生き還らせて見せるから