太宰 治
……………
社長と乱歩さんの二人には
過去を話した。
二人共驚く程優しかった。
太宰 治
……
自然と足が動く。
太宰 治
君の所へは目を瞑っても行けるよ
太宰 治
織田作
君が居なくなってから
夢に出てくる度
ここに来る。
太宰 治
…火曜日振りかな?
太宰 治
済まないねぇ
太宰 治
私もびっくりしてるよ
太宰 治
此処まで追いやられてたなんて
太宰 治
……君に言われた通り
太宰 治
人を救ってるよ
太宰 治
まだ慣れないけどね
織田 作之助
そうか
太宰 治
!
太宰 治
…うん
織田 作之助
楽しいか?
太宰 治
そうだね……
太宰 治
駄目だよ
太宰 治
あの頃を思い出すから
織田 作之助
あの頃?
太宰 治
君と安吾と呑んでた時さ
太宰 治
マスターに洗剤入のお酒を注文したことも
太宰 治
心理テストをしたことも
織田 作之助
懐かしいな
太宰 治
ほんとにねぇ
織田 作之助
あの時は楽しかった
太宰 治
……ねぇ織田作
織田 作之助
なんだ?
太宰 治
…君が生きていたら
太宰 治
君は…
織田 作之助
太宰
太宰 治
…なんだい?
織田 作之助
また来てくれるか
太宰 治
…ふふっ
太宰 治
もちろん