キルア
キルア
キルア
少し涙を流して落ち着いたのか、 キルアはまた話の続きを始めた。
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
ぽつぽつと話し続けていたキルアの言葉が止まった。 キルアも話しながらまた少し涙を滲ませていたが、 それよりも、クラピカが。 寝室の薄闇の中で、 クラピカの緋色の眼が、大きく見開かれたまま、 涙を流し続けているのを見たからだ。
キルア
訊ねる声が掠れる。
クラピカは答えなかった…。 キルアのまだ子供の身体を、 全身を、両の腕できつく抱き締めた、それがクラピカの答えだった。 それは、キルアへの肯定……
キルア
キルア
クラピカの腕の中で、キルアは泣いた。 声を上げて泣いた。 いつまでも泣いた。
誰のために。 自分が殺めてしまった、無関係な命のために。 今までの辛かったこと、
そしてクラピカのために。
色々な感情がごちゃ混ぜになって、 キルアの涙腺を爆発させた。
クラピカは、 ただ暖かくキルアを抱き締め続けた。
🩷→100💬→1
短くてすみません💦
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