100日後

大っ嫌い

そう言って、にゃぽんは自分の部屋に戻りました。

私は、今まで、感じたことのない感情に襲われました。

［家族なんかじゃない]

その言葉が、ずっと頭から離れませんでした。

戦争時代の頃から、必死で守って、

お父さんができなかった分まで愛情込めて育ててきた妹に

罵倒されて…

私はその時、声にならない声をあげて泣き崩れた。

どうしてあんなに泣いたのか、理由は分からなかった。

でも、私が真っ先に思ったのは、

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

ﾄﾞｶｯ

気づけば、私は床に打ちつけられていた。

左腕が、まるで雷に打たれたかのように痛い。

ﾄﾞｶｯ　ﾄﾞｶｯ

その人は、私の腹部や、頭や、身体中を強く蹴った。

気づいたら、私はボロボロで、立てないほどになっていた。

とにかく身体中が痛かった。

夜になっても、私は立てなかった。

他の人は、そそくさと、会社を後にした。