あの日のメールから、 2日が経って、
輝たちに会う日になった。
みんなは一応何かあった時ように、 一緒に来てくれるらしい。
ひまちゃんには黙っておいた。
知ったら多分、助けに来るから。
らんらんたちもそこのところは わかってくれた。
もうこれ以上、 彼に痛い思いをさせたくない。
すち
らん
すち
こさめ
みこと
すち
いるま
すち
いるま
と、四人は俺を見て笑った。
すち
…怖い、
すち
俺は言われた場所に着く。
薄暗い、 あまり視界も良くない。
ここなら昔のように殴られるのも、
あり得そうだった。
すち
背中に、気味の悪い冷たい汗が流れた
震える手を握ったその時。
輝
輝が来た。
後ろに、水月や瀬菜、緋奈樹 他にも複数名を連れて。
卒業して一年位?
こいつらは全く変わってない。
強いて言えば、髪を染めたくらいだった。
すち
輝
輝に肩を掴まれる。
すち
輝
俺は輝の手を払った。
視線は俺を捉えた。 猛獣のような、その視界が。
輝
すち
長く伸びた前髪から、 彼の瞳が見える。
輝
彼の腕はおれに伸びてくる。
すち
輝
すち
首あたりを掴まれる。 そして、ぎゅ、と力を込められる。
輝
輝
緋奈樹と瀬菜は俺に向かって カメラを向けていた。
…なぜか、緋奈樹は少し 不安気な顔をしていた。
水月そこらにある石を持ち上げた。
…痛そうな、武器だな、なんて。
輝
…みんなそろそろいいんじゃない?
輝が腕を振り上げ、俺の顔面に向かって振り下ろす。
らん
輝
…目を開けると、なぜか
そこには
ひまちゃんが、 いた。
すち
暇72
みつきがいないことにきがつく、
はっと、目を下ろすと、
そこには倒れたみつきがいた。
すち
輝
輝は、気色悪い笑みを浮かべて、 ほおに汗をかいていた。
すち
暇72
…いつの間にか、周りの奴は倒れていた。
緋奈樹と瀬菜には流石に手加減はしたらしく、
軽くバランスを崩させるくらいだった
瀬菜は必死に、 周りの奴らを起こそうとする中、
緋奈樹は俺によって歩みを寄せた。
緋奈樹
すち
ただ一人だけ、その美貌であるが故、 俺のいじめは彼女によって
問題になることはなかった。
すち
俺は声のトーンを少し低くして言った
緋奈樹
なぜかこの人だけは、昔からの見覚えがあった。
何かの知り合い?
とは言っても
すち
俺はそうとだけ言って目を逸らした。
緋奈樹の目から涙が溢れる。 歯を食いしばる音が聞こえる。
泣きたいのは…こっちだっつーの。
すち
俺は立ち上がってその場を離れた。
すち
あいつらの真ん中を突っ切れば、 ぼー、と立ち尽くすひまちゃんに 声をかけた。
…返事はなかった。
すち
肩を叩いた、その時。
暇72
彼は膝から崩れ落ちた。
すち
彼の体が熱い。
すち
彼の体から汗が止まらない
すち
すち
飛び出そうとしていた四人は、 俺の下に走ってくる。
らん
こさめ
いるま
みこと
すち
あーまたやってしまった。
もう、何が…なんだか
思考も視界も真っ白だった。
コメント
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なつくん、、ぁぁやばいもう感動すぎて泣いてる今。うん。無事であってくれぇぇ
続きが気になる✨