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──放課後が来てしまった

なんだろう...すごく怖いのは今まで色々あったからかな?

ゾム

○○、帰んぞ。

○○

う、うん!

隣に並んで歩く

校門をでてからゾムが淡々と言った

ゾム

...俺さ、7組の直見理沙と付き合うことになったから。

ん...?

何それ...好きだったとか聞いてないんだけど...

頭が真っ白になる

頭がずっしりしたもの...ハンマーで殴られたような感覚

思わず隣にいるゾムのことを擬視した

私の思ってることを理解したな感じでまた話し出す

ゾム

...廊下ですれ違った時に一目惚れちゃってさ、告ったらオッケー貰った

直見理沙は確かに一目惚れされそう容姿をしている

栗色の色素の薄い髪に整った、ゆるふわロングヘア目はお人形さんみたいに大きくて瞳は茶色い鼻は高く、唇がぷっくりしていて 身長は160センチぐらい、胸も大きい (Dカップ位はありそう)

胸がチクッとした

...多分幼なじみが他の人に取られたような気がしたからなんじゃないかな?

こんなこと思ってたら 子供って言われても何も言い返せない

○○

オッケー貰えて良かったね

なんともないような振りをした

幼なじみの恋が実って喜んでいる幼なじみを演じた

ゾムの顔が一瞬曇ったような気がしたのは...気のせい

ゾム

...それだけか?

...何を言って欲しいんだろ

さっきからムカムカして余計なことを口走りそう

よくわかんないけどね...

○○

それだけかって何か言って欲しいことでもあるの?

ムカムカしてたせいか強く当たってしまった

これじゃあただの八つ当たりだ

あたしがこんなんだから可愛げないって思われちゃうんだよね...

ゾム

そんな強く言わないでいいだろ

やばい ゾムも怒ってるみたい

でもさゾムに怒られる筋合いは無くない?

彼女ができたとか一目惚れしたとか 突然言ってきてさ...

幼なじみならもっと相談とか協力とかしてあげたかったのに

あたしもあたしで結構イラついてたから...

○○

話はそれだけ?じゃああたし1人で帰るね

睨むような顔でゾムをみたら...

すごく傷付いた顔をしてた

その顔からすぐ変わって普段のゾムからは考えられないくられないような怖い顔

目を背けたくなるけど逸らしたら負けるような気がして睨み返した

ゾム

...ごめんな こんな話で時間とらして

ごめんって謝ってない

完全に切れてた

あぁ...ほんっとムカつく

こんなことでイライラしてる自分にもイラつく

後ろを一切振り向かずに逃げるように走った。

あの喧嘩からあたしとゾムは極力話さなくなった

家が隣だったから行き帰り一緒に言ってたけどそれはパタリと無くなった

幼なじみって意外と脆いもんなんだね

クラスの中でも沢山喧嘩をしてたけど今回はそういうんじゃないんだとクラスのみんなが悟ってたと思う

正直...辛い

幼なじみっていう立場が無くなっちゃう気がして

彼女にゾムが取られてしまいそうで

どこか遠くに言っちゃった気がして

ただただ...怖い

そんなあたしの心に水を差し出すようにして甘ったるい声が教室に響き渡った

理沙

ゾムく〜ん!

今 1番聞きたくない声

──彼女の理沙が最近よくうちのクラスに来るようになった

もちろん...ゾムがいるから

呼ばれたゾムはすぐに理沙の所に行って楽しそうに話を始める

すると理沙があたしを見るんだ

──勝ち誇ったような目で

それがムカついてたまらない

ゾムは気づいてないけど...この女は黒い

あーほんっとイライラする

なんでこんなにイライラするのかなぁ...

昼休みにこんなリア充アピールされたらたまったもんじゃないよね

...そうか!

これは非リアの悲しみですな!

リア充が憎いだけ

それがさらに幼なじみっていうので憎みが増してるだけ

うん それだ

自分の中で結論付ける

胸にぽっかり穴が空いたような気がするのはリア充ムカついてるだけ...だ

何度でも、君と。[我々だ ゾム ]

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