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アホ
32
世羅 鈴🎨🎤
395,553
エンジン音が低く響く船の甲板
ウミネコの鳴き声と潮風が吹き抜ける
桐島葵
手すりに掴まりながらルーズリーフを挟んだファイルを開く
桐島葵
天城渚
桐島葵
コートのポケットに手を突っ込み、タバコ箱を弄ぶ青年が隣に立っていた
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
ビュウゥ
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城は紙を見もせず、風向きと波に目をやる
天城渚
桐島葵
葵が半信半疑で向かうと紙は手すりと階段の隙間に挟まっていた
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
夕闇が迫る沖ノ不知島。重々しい太鼓の音が響いている
舞手が踊る舞台は、島の中央にある不知火邸
不知火玄蔵
車椅子に乗った老当主・不知火玄蔵が頭を下げる
不知火玄蔵
天城渚
桐島葵
天城渚
不知火玄蔵
不知火玄蔵
天城渚
顎をこすりながら屋敷の裏手にある薄暗い洞窟の入口を注視する
天城渚
不知火玄蔵
桐島葵
不知火玄蔵
数時間後、儀式が始まった
桐島葵
洞窟の奥から、色鮮やかな衣装と、異様な笑みを浮かべた巨大な木彫りの面をつけた人物が現れる
一言も発さずにゆらゆらと儀式のために描かれた広場の円の中央へ歩んでいく
さっきまで見えていた月は少しずつ雲に隠れている
島民A
島民B
人々が円の外から平伏する中、天神様は広場の中央で激しく舞い始める
桐島葵
天城渚
天城渚
桐島葵
その時――広場を囲む行灯の炎が強い潮風で一瞬にして消えた
桐島葵
炎が再び付いた時、天神様は動かずに直立していた
桐島葵
どさっ
天神様がそのまま糸の切れた人形のように前に倒れた
島民A
不知火玄蔵
天城が素早く駆け寄り、天神様の首筋に手を当てる
天城渚
桐島葵
天城がそっと仮面を持ち上げると、そこには白目を剥いて息絶えている長男・康平の顔があった
天城渚
島民B
桐島葵
桐島葵
天城渚
天城渚
桐島葵
天城は康平の遺体に触れ、違和感に目を細める
天城渚
30分後。駆けつけた島の駐在と天城たちが、広場で検分を行っている
駐在
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
ニヤリと不敵な笑みを浮かべ雲が晴れた月を見上げる
天城渚
桐島葵
駐在
不知火勝也
天城渚
不知火勝也
天城渚
不知火玄蔵
天城渚
天城と葵はその場から離れ、再び屋敷裏の「湧水の祠」の検証に向かった。
桐島葵
天城渚
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
桐島葵
天城渚
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
天城渚
桐島葵
天城渚
天城渚
桐島葵
不知火邸
天城渚
駐在
天城渚
不知火勝也
桐島葵
天城渚
不知火勝也
駐在
天城渚
天城渚
駐在
天城渚
天城渚
不知火勝也
天城渚
不知火玄蔵
天城渚
天城渚
不知火勝也
天城渚
駐在
不知火勝也
不知火勝也
天城渚
翌朝
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
桐島葵
天城渚
コメント
1件
ああ、読み終わりました。この第一話、めちゃくちゃ面白かったです。 まず天城のキャラクターがいいですね。「祟りなんかない、あるのは人間のドタバタだけ」と切り捨てるところから始まって、風向きと波の計算で落ちた紙の位置を特定する冒頭のシーンで一気に掴まれました。科学と観察で謎を解く探偵ものとしての軸がしっかり立ってる。 「死体が温かすぎる」という違和感から湧水での保温 → 死亡時刻の偽装に気づく流れは、ロジックが美しくて気持ちいい。行灯の二重底に衣装を隠すトリックも、物理と心理の組み合わせとして納得感があった。 葵が「天城さんと一緒にいると世界が科学とロジックでできてるのを知れてワクワクする」って言うシーン、すごく共感しました。この作品の魅力が一言で要約されてるなと。続きが楽しみです。