桃
朝食の準備ができました
主
すぐ行く〜
桃
キョロキョロ
主
どうしたの?
桃
昨日描いた絵はどこに...?
主
あぁ
主
あっちのクローゼットにしまってあるよ
桃
開けてもよろしいですか?
主
ダメ
主
まだ完成してないんだ
桃
わかりました
桃
ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
主
...
桃
お口に合いませんでしたか...?
主
違うよ!考え事してただけ!
主
いただきます!!
主
んっ!美味しいっ!!!
桃
...
食べ終わった
主
じゃあ僕部屋に篭るからしばらく来ないでね...
桃
お手伝いしましょうか...?
桃
俺なんでもしますよ!
主
今日はいい
桃
....わかりました
主
ごめんね
主様は少し悲しそうに部屋を出た
桃
俺にも何か役に立てる事ないかな...
桃
何してるんだろ
気づかれないように扉を開ける
すると声が聞こえてきた
主
きっとあの子は僕を怖がっている
桃
(怖がる?俺が?)
主
だから早く別れないと
桃
そんなことありません!!
主
ないちゃん⁈
桃
すみません立ち聞きして...
桃
でも主様は怖くないです!
桃
俺を拾ってくれた優しい人です
桃
それに別れたくもありません
主
...ごめんね
桃
謝らないでください!
主
違うんだ
主
公園で初めて見た時この子ならもしかして僕の役に立つんじゃないかと思って...
主
実際君は人形のように綺麗でスタイルもよくて純粋だし...
主
僕はそれを利用してただけなんだ
桃
...
主
ちょっと待ってて
主様は近くの棚から封筒を取り出した
桃
なんですか?
主
君が今まで働いてくれたお金
主
これくらいあれば数ヶ月は生きていけると思うから今後は自分で稼いで頑張って
桃
なんで、、
主
迷惑かけちゃったね、、
主
頑張ってね
桃
待って!
桃
俺出ていきたくない!
桃
お金なんていらない!
桃
ずっと主様の側で...ポロポロ
主
ごめんね
桃
迷惑かけませんから!
桃
言う事聞きますから!
桃
だから捨てないでくださいポロポロ
主
...
桃
俺この家が好きなんです
桃
だからずっとここにいたい
桃
お願いします
俺は深く頭を下げた
主
...最近描けないんだよ
沈黙の中主様は言う
桃
またスランプですか?
桃
だったら前みたいに!
主
違うんだよ
主
あの時は初めて君を見て描けるようになった
主
でも今の君をみても何も思い浮かばない
桃
そんな、、
主
僕1人だとなんとかなるけど君を養うのは無理だよ
桃
だから捨てるんですか?
桃
俺は用済みだから新しい奴を見つけるんですか?
桃
勝手すぎるよ...
主
...
桃
俺主様の役に立ててるって思ったのにな、、
主
本当にごめん...
桃
怒ってません
桃
だけど素直に話してくれない主様を見て俺は信頼されてなかったんだなと思っただけです
主
そんなことは
桃
だったら俺に全部話してください
桃
全て受け止めますから
主
....わかった