紫耀side
ぼくとかいとでれんをまもる!
そう誓ったあの日。
あの日は、家の庭の朝顔が太陽に照らされて輝いていた。 廉はお前と海人で守れ、そういうように。
幼なじみの廉は、昔から心疾患を持っていて体が強くない。
あの頃、まだ幼かった俺は 何も分からず、海人と2人で廉を連れ回して遊んでいた。 廉が走っちゃいけないなんて、本人も言わなかったし分からなかったから、走り回って。
でもあの日、事件は起きた。いつものように家の近くの公園で走って遊んでいると、急に廉が胸を押さえて座り込んだ。
俺も海人も何が起きたのか分からず、ただ廉の背中をさすったり声をかけたりすることしか出来なかった。でも、廉は
廉
苦しそうにしながらもそう言った。俺は廉を海人に預けて、幸い近くだった廉の家に飛び込んだ。
廉ママ
紫耀
廉ママ
紫耀
廉ママ
そのまま2人で公園に行った
廉
廉ママ
廉
廉ママ
そんな2人の様子を、海人と2人で見ていることしか出来なかった。廉がどこかに行ってしまうんじゃないか、怖くて足も手も震える。
それから落ち着いて、廉ママが廉をおんぶして俺と海人はその横に並んで、廉の家に行った
紫耀
廉ママ
紫耀
海人
廉ママ
廉ママ
そう言って、廉ママは俺ら2人を抱きしめてくれた。
紫耀
廉ママ
海人
その後、俺のママも海人のママも来た。
廉ママ
涙を流しながら言う廉ママ。俺の母さんも海人のママも泣いていて。
紫耀
海人
紫耀
海人
廉ママ
この日からだった。 廉の体のことも知れて。 廉を守ると誓ったこの日。海人は馬鹿みたいにヒーローとか言ってるけど、俺も廉のヒーローになるから。
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続きが楽しみです!!