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永野慶太
永野慶太
病室の個室で静かに目覚める永野
どうやら早めに寝てしまい目覚めたのはまだ夜中のようだ
部屋にかけてある時計の針を見ると深夜3時45分
頭がまだ目覚めていない永野の耳にかすかにだが昼間の看護師の声が聞こえた
放送
謎の声
どうやら男性と女性が廊下で歩きながら話している
永野慶太
永野慶太
と、その声は部屋の前で止まった
放送
そう聞こえた時、永野の部屋のドアがゆっくり空いた
放送
そこには黒いスーツを着た高身長の男性と昼間の看護師の女性が立っていた
2人の姿を見た驚きの反動で永野は上半身を起こした
永野はまた不快感と不安とで金縛り状態になり身動きができなくなった
黒スーツの男性
永野慶太
永野慶太
男性は何も言わずにゆっくりと永野に近づき胸ポケットからペンのようなものを取り出し永野の後ろから首に向かって振り下ろした
永野慶太
永野は気を失いベットに横たわる
気絶した事を確認しスーツを着た男は看護師に言う
黒スーツの男性
永野は外から聞こえるであろう小鳥や鈴虫の音で目を覚ます
永野慶太
永野慶太
永野は疑問を抱きながらも部屋を見渡す
部屋は6畳ほどで木造
ベット、つくえ、クローゼットなどがあるペンションの一室のようだ
ベットの横に大きな窓があるのだが、なぜか鉄柵がされている
状況が掴めない永野の耳に放送が入る
ピンポーンパンポーン
放送
放送
放送
放送
放送
中年であろう男性の声で放送が始まった
放送
長田
長田
長田
永野はすかさずドアを調べる
永野慶太
急いで鉄柵越しに窓を開けて助けを呼ぼうとするが声が出ない
そんな永野を無視したかのように放送は続く
長田
長田
長田
長田
永野は不安に押しつぶされそうになり震えだす
ベットに入り布団に包まり小さい声で助けを呼んだ
永野慶太
震え出してから15分ほど経ったであろうその時、永野の部屋のドアが開いた
黒スーツの男性
男性の大声に驚き永野は息を止める
布団に包まる永野は無理矢理ベットから引きずり出されて床に尻餅をついた
永野の前には黒いスーツを着た男性が立っていた
黒スーツの男性
永野慶太
永野慶太
永野は驚きと不安とで汗をびっしょりとかきながら恐る恐る立ち、男性の後ろに着いていくことにした
長い廊下をゆっくりと進んでいくと大きな扉の前でスーツの男性は立ち止まった
黒スーツの男性
言われるがままに抵抗も出来ず永野はただ立ち止まり指示を待った
スーツの男性は腕時計に向かって話かけた
黒スーツの男性
そう誰かに連絡をするとまもなくして目の前の大きな扉がゆっくりと開く
ドアが開くと中は薄暗かった
黒スーツの男性
スーツの男性は永野にそう伝えるとゆっくりと中に進み始めた
一呼吸してから永野も同じ速度で後ろをついていく
中に入り薄暗い部屋を進んでいくと泣き声がうっすら聞こえてくる
それに人が数名いることに永野は気づいた
永野慶太
目が暗闇に慣れ、視界がはっきりする
そこは結婚式の披露宴場で使われるような広い空間にテーブルが5つ
各テーブルにパイプ椅子が5つずつ準備されている
黒スーツの男性
案内された椅子に永野は大人しく座った
椅子に座り目だけで周りを確認する
永野の座ったテーブルの上にはCと書かれたプレートがあった
他のテーブルを確認すると、まだ空席の椅子もあるようだ
すでに椅子に座る人の中で下を向きか細い声で涙を流す女性がいた
永野はあまりの恐怖と不安で挙動不審に周りを見渡していると次から次へと黒いスーツを着た男が人を連れてくる
黒スーツの男性
25番の番号を最後にすべての椅子が埋まった
永野を含み椅子に座る人達は挙動不審に周りを見渡す人や下を向き涙を流す人もおり、会場はざわざわとした空気が漂っていた
その時、暗くて分からなかったが前方の舞台であろう場所にスポットライトが当たる
そこには白いスーツを着てピエロの様なマスクを被った男性が立っていた
長田
長田
長田
長田
長田
長田
長田
長田は話を続けるが、数名があまりの恐怖から涙を流し鼻をすする音が会場には静かに響いている
その音が不快に感じたのか長田は話をやめ顔を急変する
長田
長田
長田
長田
長田
長田
長田の豹変を目の前に会場の音は静まり返り換気の音だけが響き長田は話を続ける
長田
長田
長田
長田
長田
長田
長田
長田
永野慶太
永野慶太
永野慶太
黒いスーツを来た男性が長田に赤い箱を持っていく
長田
永野は赤い箱に手を入れ一枚のカードを取り出した
長田
長田
長田
長田