ひな
ひな
ひな
ひな
ひな
飯豊朔太郎
野田の兄貴は、普段から装飾品を好んで着けたりしない。だから、今日の会合に、小ぶりのダイヤモンドのついたネクタイピンをつけてきた事に違和感を覚えた。
飯豊朔太郎
小峠華太
小峠の兄貴に声を掛けられた。
飯豊朔太郎
飯豊朔太郎
飯豊朔太郎
小峠華太
小峠華太
てっきり肯定されると思っていたのに、小峠の兄貴から否定の言葉がつむがれた。
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
小峠華太
飯豊朔太郎
贈った相手は一人だけ。その相手が誰なのか気になり、聞いてみる。
小峠華太
小峠華太
不敵な笑みを浮かべて笑う、小峠の兄貴の姿が、他の兄貴と重なってみえた。
おわり
あとがき pixivで受けたリクの関係で、宝石言葉を調べていた時に、思い付いた話。 タイトルのfemme fatale(ファム・ファタール)とは、フランス語で、男にとっての『運命の女』という意味です。ただ、同時に『男を破滅させる魔性の女』という意味でも使われたりします。運命の人という言い方も好きですが、こちらの言い方も好きですね。華太ちゃんよりも、香月ちゃんの方が、ピッタリなイメージなんですが、どうしても使いたかったので、使ってみました。 おまけの話なんだけど、この時程、華太ちゃんの耳に穴が開いてなくて良かったと思う ≧∀≦)ノ 全く別の話ですが、近日中に、わなかぶあげますねと言った割に、仕上がらない(^_^;)申し訳なさ過ぎる。 でも、仕方ないんだなぁ。書きたい話が多過ぎて、手が回らなくて困ってる(;´д`)
おまけ
俺の名は小峠華太、かってない程の、窮地にたたされている武闘派極道だ。
南雲梗平
小林幸真
青山琉己
和中蒼一郎
俺は今、ピアッサー片手に、兄貴たちによって、壁際に追い詰められている。しかも、何故か要求されているのは、右耳だけ。
何時もは、暴走する兄貴達を止めてくれる筈の、和中の兄貴と南雲の兄貴も、今回は向こう側である。それにより、俺の絶望は、更に深くなる。
小峠華太
少しでも時間稼ぐために、理由を尋ねる。
南雲梗平
小林幸真
和中蒼一郎
青山琉己
益々、意味がわからない。俺のもの?守るべき対象?牽制?和中の兄貴に至っては、自分のものだと言っているし、俺の知らないとこで、俺は売買されていたのか?
野田一
野田一
突如、野田の兄貴の怒号が響く。
小峠華太
助かった、そう思った。
俺は思わず、野田の兄貴に駆け寄った。野田の兄貴の側は安全地帯。
だから、安心だと思ったのに、野田の兄貴に右耳を捕まれた。きゅっぽっとキャップが抜けた音と同時に、シンナー臭さが鼻をつく。
野田一
見なくても分かる、俺の耳たぶに野田の兄貴が名前を書いた事が。
野田一
いや、ここは普通に俺を助けてくれる流れでしたよね?なんで野田の兄貴まで参戦するんですか!これじゃあ、収拾つかなくなるじゃないですか!
まさかのまさか、野田の兄貴の参戦により、一層、他の兄貴達が殺気だつ。
小林幸真
和中蒼一郎
南雲梗平
青山琉己
マッキー片手に、ジリジリと俺との距離を詰めてくる。
四方八方兄貴達に囲まれているせいで、俺に退路はない。
小峠華太
南雲梗平
小林幸真
和中蒼一郎
青山琉己
この日、兄貴達の手によって、俺は耳なし芳一の、逆バージョンにされたのだった。
小峠華太
泣き言を漏らす君は、何も知らない。
どうして皆が君の耳を欲しがるのか。
君は誰からも愛される存在。喉から手が出る程に、誰も彼もが、君の隣に立ちたがる。だから、誰にも盗られないように、目印をつけておかないといけないのだ。
君が俺のものだと、一目で分かるように。
だって、そうだろ?
君は俺のファム・ファタールなんだから。
おわり
補足 両耳にあけるのが、一般的だが、かっては、男性は左耳に穴を開け、女性が右耳に穴をあけていた名残りからきている。左側に穴を開けるのは異性愛者、右側に穴を開けるのは同性愛者とされている。男女、奇数や偶数でも意味が違ってくるよ。 男性が左耳にピアスをするのは『守るべき相手がいる』 男性が右耳にピアスをするのは『守ってくれる人がいる』ことを指しています。だから、右耳オンリーで狙われるわけですたい。 宝石言葉と同様にアクセサリー言葉もあるよ。 フープ型イヤリング・ピアスは『輪になっているものは永遠・独占』 二つのピアスを二人でわけて、使ってたら、最高にいいよね。興味ある人は調べてみて下さい。
コメント
2件
華太ちゃんがプレゼントを送った兄貴は、野田の頭であってほしい😍!