『嗚呼、なんて素敵な大晦日』
注意 ・腐向け ・ゴー乱
普段よりも賑わう社内
太宰治
国木田独歩
めいわくをかけんな〜(ヒック
江戸川乱歩
そう大晦日だ、てことで 今、大晦日パーティをしている
与謝野晶子
敦も飲めよォ(ヒッキュ
中島敦
敦くんが与謝野先生に ダル絡みされているのは見てて面白い
谷崎潤一郎
そろそろ解散します?
谷崎の言葉を聞いて時計を見ると 23時52分だった
江戸川乱歩
どうする?社長?
福沢諭吉
江戸川乱歩
中島敦
運ぶの手伝ってくれる?
宮沢賢治
それでは乱歩さん良いお年を!
谷崎潤一郎
泉鏡花
中島敦
江戸川乱歩
そう言いながら見送る
福沢諭吉
用事があるのだが
1人で後片付けを頼んでいいか?
江戸川乱歩
掃除とかしているね
福沢諭吉
そして社長もいなくなった …
江戸川乱歩
いられないか…
僕には最近付き合った恋人がいる…が
江戸川乱歩
バレたらどうなる事か…
江戸川乱歩
只、細々と1人で片付けをしている
時刻は23時58分
江戸川乱歩
大晦日の夜空の月は今の僕には 酷く心に響く。
江戸川乱歩
あれっ?何でだろ 普段一緒にいないのは当たり前なのに なんで…、なんで!
江戸川乱歩
いつの間にか僕は 掃除をしていた手を止め 震えながら大粒の涙を流していた
江戸川乱歩
1人泣いていると 誰かの気配がした
???
江戸川乱歩
そこにいたのは 僕の彼氏のゴーゴリだった
ニコライ・G
江戸川乱歩
彼が僕の顔を見た瞬間 急いで駆け付ける
ニコライ・G
江戸川乱歩
江戸川乱歩
ニコライ・G
恋人と過ごしたいじゃん!
江戸川乱歩
ニコライ・G
寂しかったの?
江戸川乱歩
ニコライ・G
江戸川乱歩
ニコライ・G
0時回りそうだよ!
江戸川乱歩
ニコライ・G
ニコライ・G
江戸川乱歩
ゴーゴリが自分の仮面を外す
ニコライ・G
江戸川乱歩
ニコライ・G
そうゴーゴリは緑と銀色の目で 僕を見つめる 何となく先は読めるから僕は ニコライに顔を向ける
ニコライ・G
チュッ
江戸川乱歩
0時0分 只、唇を重ね合わせ 何もせず時間がゆっくり進んでいく。
激しくもなく軽く長い口付け そして優しく包んでくれる温かい体温
偶に唇を何回かくっ付けたり離したり ただただ、2人だけの時間を 楽しんでいた。
嗚呼、僕は本当に彼がニコライが 好きなんだなと熟々思う。
江戸川乱歩
ニコライ・G
江戸川乱歩
僕も彼も顔が仄かに赤くなっていた 2人で軽く笑う
ニコライ・G
凄く嬉しいなぁ
江戸川乱歩
互いに手を繋いで抱き締めながら話す
ニコライ・G
江戸川乱歩
あっでも明日休みだ
ニコライ・G
江戸川乱歩
そうやって僕らは外へ出て ニコライの家に向かう。
嗚呼、なんて
ニコライ&乱歩
~完~