数年前
悠蘭
え…?
悟
は…?
悠蘭
今、なんて…
夜蛾
何度も言わせるな.傑が───
悟
そうじゃねぇよッ!
悟
っ…なんで…!!
夜蛾
…俺も,分からないんだ
傑が、非術師を殺した、?
どうして、何のために…?
そういえば、理子ちゃんの任務.
あの後から傑の様子はおかしかった
なんで?気づいてたはずなのに
悠蘭
傑〜
傑
…悠蘭?
悠蘭
あのね、
傑
…うん、
悠蘭
…?
悠蘭
傑、なにかあった?
傑
え…?
傑
…いや、なんでもないよ
悠蘭
そっか!
なんで?
なんで、
なんで
違う.
気づいてたのに助けなかった
気のせいだって思って そのままにした
私のせいだ
傑をここまで追い詰めて呪詛師にして 悟と硝子に悲しい思いさせて
全部、私がちゃんとしなかったからだ
夜蛾
じゃあここは─────
夜蛾
……悠蘭?
夜蛾
悟、硝子、悠蘭はどこだ
硝子
え?さっきまで居たんだけど…
悟
便所?
硝子
五条お前ほんとデリカシーないな
悟
まぁ個人の判断で外行ったんだろ
悟
最近多いよな
夜蛾
悠蘭はきっと自分を責めてるんだろうな
硝子
…別に、悠蘭が気にする事…ないのに
悠蘭
…
どこに行っても傑との思い出が 津波のように頭に流れてきた
思い出が少ないのは、屋上だけだ
屋上で過ごすことは少ししかなかったから
悠蘭
…なんで
私はその場に崩れ落ちた
悠蘭
もっと私がッ…気づいてたら…っポロポロ
悠蘭
ごめん…みんな…っ
悟
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不在着信
悠蘭
…さと、る…?
悠蘭
拭かなきゃ…
悠蘭
これで大丈夫…のはず
プルルルル
悟
もしもし?
悠蘭
さっきの電話、出れなくてごめん
悠蘭
どうしたの?
悟
あぁ、
悟
俺と任務だ
悟
級不明の呪霊4体
悟
今から
悠蘭
わかった、すぐ行くね
悟
嗚呼
悠蘭
…きっと、大丈夫
その任務であんなことが起きることを
私はまだ知らなかった