【デスゲーム】プロセカ 殺し合いトーナメント

前まではこんな人じゃなかった

もっとみんなを照らす光のような人だったのに

今はもう…無理やり光ろうとしてるだけの、壊れた電球だ

でも、それは天馬先輩だけじゃないのかもしれない

今生き残ってる人、全員がもう…

人殺しだ

私も天馬先輩も相手を生かそうとしていない

自分が生き残る…相手を殺す…

そのためにここにいる

天馬先輩、本当に殺しにきてる…！

私もこのままだと死ぬっ！

何とかしないと…！

話が全く通じない…

もう完全に、道を見失ってる

このままだと天馬先輩は、堕ちるとこまでいってしまう…

なら、そうなる前に……

上手く刺さった…これなら…

痛い、いたいいたいいたい…

まだ、ぶきもってたの…？

私は薄い意識のまま、その場に倒れ込んでしまった

にげないと…にげないと…！

このままじゃほんとうに、ころされる…！

いやぁ、わたしはこはねも、みんなのぶんも…！

銃が…ある…

これをうてば…！

私は勢いよく銃の引き金をひいた

そして、大きな銃声が鳴り響く

ことはなかった

カチッ、カチッ、

咲希が…死んでいる…？