美蘭(みらん)
『私は今日から高校1年生
川崎美蘭(かわさき みらん)です。
初日なのに寝坊して遅刻しそうです!!どうしよう!』
川崎美蘭(かわさき みらん)です。
初日なのに寝坊して遅刻しそうです!!どうしよう!』
ガンッ!
美蘭が石につまずいて転んだ。
美蘭(みらん)
ッ!
どうしよう!?捻挫しちゃった!
ハー、高校まで後少しなのに。
どうしよう!?捻挫しちゃった!
ハー、高校まで後少しなのに。
駿(しゅん)
おい、大丈夫か?
美蘭が上を向くと1人の男の子が 立っていた。
美蘭(みらん)
あ、あの、
誰ですか?
誰ですか?
駿(しゅん)
あ、わるい!
自己紹介してなかったな!
俺は佐藤駿(さとう しゅん)だ!
〇〇高校の2年1組!
自己紹介してなかったな!
俺は佐藤駿(さとう しゅん)だ!
〇〇高校の2年1組!
駿(しゅん)
見たかぎり君、俺と一緒の学校?
美蘭(みらん)
あ、はい。
私は〇〇高校1年3組の川崎美蘭です。
私は〇〇高校1年3組の川崎美蘭です。
駿(しゅん)
どうして座りこんでるんだ?
美蘭(みらん)
あ、足を捻挫してしまって。
すると、駿が近づいて来て 美蘭の腕を自分の肩へまわし 美蘭をお姫様抱っこした。
美蘭(みらん)
ちょ、ちょっとどういうつもりですか!?
おろしてください!
おろしてください!
駿(しゅん)
捻挫したんだろ?
学校まで連れていってやるから。
俺は怪我人を見捨てるような薄情な真似はしねーよ!
学校まで連れていってやるから。
俺は怪我人を見捨てるような薄情な真似はしねーよ!
美蘭(みらん)
(なんか、凄く安心する。
気持ちよくて寝ちゃいそう・・・)
気持ちよくて寝ちゃいそう・・・)
美蘭はそう思うと 寝てしまった。
キーンコーンカーンコーン
美蘭(みらん)
(ん?あれ?私外にいたはず・・・
あ!そうだった!
私はあの人に抱っこされたまま
思わず寝ちゃったんだ!)
あ!そうだった!
私はあの人に抱っこされたまま
思わず寝ちゃったんだ!)
保健室の先生
あら、おきたのね!
美蘭(みらん)
セ、先生ですか?
わ、私はどうやってここへ?
わ、私はどうやってここへ?
保健室の先生
え?覚えてない?
佐藤駿君って言う二年生の子が
ここまで運んで来てくれたのよ?
佐藤駿君って言う二年生の子が
ここまで運んで来てくれたのよ?
保健室の先生
今は二時間目の途中だけど
一時間目終わるまでは佐藤君が
面倒見てくれてたわよ!
私は思わず二人は付き合ってるのかと思ったわよ!
一時間目終わるまでは佐藤君が
面倒見てくれてたわよ!
私は思わず二人は付き合ってるのかと思ったわよ!
美蘭(みらん)
ち、違いますよ!
あの先輩とは今日知り合ったばかりですよ!
あの先輩とは今日知り合ったばかりですよ!
保健室の先生
ええ、知ってるわ!
だって佐藤君も顔を赤くして言ってたから!フフフ!
だって佐藤君も顔を赤くして言ってたから!フフフ!
保健室の先生
でも、佐藤君が顔を赤くしたのって
初めて見たわ!
初めて見たわ!
そう言って会話をしていると あっという間に二時間目が 終わった。
ガラガラガラ
1年3組の担任の先生
あら、美蘭さん。
捻挫したところ大丈夫?
あ、席は一番右の3番目よ!
捻挫したところ大丈夫?
あ、席は一番右の3番目よ!
美蘭(みらん)
はい、大丈夫です。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
美蘭は席へ向かった。
椅子に座るとちょうど三時間目が 始まった。
1年3組の女子
起立、礼。
1年3組の男女
お願いします!
1年3組の女子
着席!







