えむ
やって欲しい内容はこんな感じ何だけど、いいかな、

司
別に、なんでもいい

類
ここはこんな感じに動いて…

司
分かった。

寧々
ここは私のパートで、

類
よし、これでバッチリだね。行くか、

咲希
(始まるんだ…所でなんでステージが此処にあるんだろう?)

まふゆ
司の想いにの中にステージという存在が残ってるからだよ。

咲希
あ、あああああ朝比奈先輩!?いつからそこに!?

まふゆ
大丈夫、今さっき来たばっかりだから、貴方が、司の妹さんなのね、

咲希
は、はい、そうですが、先輩、ここってセカイなんですか?残ってるってどういうことですか?

まふゆ
うん、此処はセカイで、残ってるっていうのは言葉の通り消滅仕掛けの想いの記憶の中でまだ消えてないからだよ、

咲希
………

えむ
始まるよーー!

司
皆様!今日はお越しくださり―――

久しぶりのショーは、はっきり言って面白かった。
あの頃の記憶が蘇ってきて、たまに苦しくなって、でも何だかんだショーは
、仲間は好きだった。でも、
次第に薄れていく自分の感情が、心が、いつか本当に空っぽになって穴が空いてしまうんじゃないかと怖くて怖くて、何も分からないから怖くて、怖いのも分かんなくなってって、そんな負の連鎖が続いて、長くそこいにるのさえも怖くて、
でもやっぱり思ってしまうんだ。
ショーは楽しいって、
まふゆ
司、楽しそうだな。

えむ
司君!どうだった?

司
楽しかった、と思う

寧々
本当?

司
多分

咲希
お兄ちゃん

類
ねえ司君、また僕達とショーをやってくれないかい?

司
………

寧々
お願いだから、

司
なぁ、みんな、

司
俺はやっぱりみんなを笑顔にしなきゃいけないのかな、

えむ
司君…私はただ司君にありのままでいて欲しいだけかな。

えむ
司君が誰かを笑顔にしたいのなら、応援するし手伝うよ、

寧々
私も、

類
僕達はあくまでも君の意思を尊重する。

咲希
アタシも!

司
…………

司
できるのなら、こんな俺でも許されるのなら、誰かを笑顔にして、自分も笑顔でいたい。空っぽになんかなりたくない。

えむ
司君、戻ろう?

司
わかった。………

寧々
よかった、

類
いこうか、

まふゆ
勝手に話を進めないで。

えむ
先輩……!?

司
まふ、ゆ、俺、

まふゆ
司は言った。消える時は一緒って、司が消える時は私も一緒、そして私が消える時も司が一緒、そうでしょ?

ミク
司は、嘘吐きになりたいの?

司
ち、ちが、

寧々
(怯えてるみたいな様子。)

まふゆ
ねぇ、司、私は貴方の事を愛してる。とってもとーっても愛してる、なのに踏みにじるの?置いて行くの?そんなのやっぱり許せないよ。

司
お、俺は、まふ、

まふゆ
ねえ、司、貴方は私がまだ完全に空っぽじゃない事を証明してくれた。だってこんなにも貴方を愛してるんですもの。

まふゆ
貴方は愛されたい。私は愛したい。丁度良いでしょう?

まふゆ
貴方を理解出来るのは、私だけだよ?何を勘違いしているの?w

まふゆ
ショー仲間も妹も、司の事に気付いたんじゃない。気付かされたんだよ。ここに来るまで気付く努力さえしなかった人に何が分かるの?

まふゆ
可笑しくって笑ってしまいそう。

まふゆ
ねぇ司。愛してる、愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる。

まふゆ
司はどう?

司
愛、してる、よ、まふゆ

ミク
分かったよね。じゃあ帰って

司
あ、あ、みんな、

まふゆ
皆の方なんか見てないで私だけ見てればいいのに、

えむ
司君!司君!

やがて司の名を呼ぶ声も薄れていき、遂にセカイは沈黙に包まれた。
まふゆ
司、
